【いとしのエンタメ】映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
今週の「いとしのエンタメ」は、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」をご紹介しました。
話題の特殊メイクを見ようと、この作品の公開を心待ちにしている方も多いでしょう。
今年のアカデミー賞 主演男優賞&メイクアップ・ヘアスタイリング賞を受賞した「ウィンストン・チャーチル」。
主演男優賞は、もちろんチャーチルを演じたゲイリー・オールドマン。
そして、メイクアップ・ヘアスタイリング賞は、日本人の辻一弘さん。
辻さんは、過去にアカデミー賞に2度ノミネートされながら一度引退、今回ゲイリー・オールドマン直々のオファーを受け、数年ぶりに特殊メイキャップアーティストとして参加し、オスカーをGETしました!
さて、どんなストーリーなのでしょう?
1940年第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりのイギリス首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねられる。
度重なる失策から“政界一の嫌われ者”であったチャーチルは、政敵たちに追いつめられながら、ヨーロッパのみならず世界にとって究極の選択を迫られる。
ヒトラーに屈するのか、あるいは闘うのか……。
伝説の政治家チャーチルは、最大の国難に直面したその時、いかにして人びとに勇気と希望を与えたのか?
彼の死後に公開された戦時内閣の閣議記録によって明らかとなった実話を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描きます。
チャーチルが、地下鉄の中で民衆の声に耳をかたむけるシーンが印象的。
そして、ラストに議会で約4分間にもわたる決意の演説を披露するシーンが、圧巻です。
のちにノーベル文学賞を受賞した“言葉の魔術師チャーチル”。
なんと蔵書6万冊。著書も43冊あるという文筆家。
そして、生涯で500もの絵を描き、16回も展覧会を開いている画家でもあります。
常に葉巻をくわえ、朝食にスコッチ、昼食にシャンパン、夜はブランデーにワインという酒豪。
そんなチャーチルを演じたゲイリー・オールドマンの演技は、辻一弘さんの特殊メイクの効果もあり、完璧!
人間くさいチャーチルとチャーチルが変えた世界の歴史を、是非ご覧ください。
監督:ジョー・ライト
出演:ゲイリー・オールドマン クリスティン・スコット・トーマス リリー・ジェームス、スティーヴン・ディレイン ドナルド・ピックアップ ベン・メンデルソー
2017年 イギリス 125分 配給:ビターズ・エンド、パルコ
3月30日から、大阪ステーションシティシネマ TOHOシネマズ西宮OS シネ・リーブル神戸で公開
http://www.churchill-movie.jp/
~サウンドブランチ 鳥飼美紀~