【いとしのエンタメ】映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」「ピースニッポン」

映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」「ピースニッポン」

今週の「いとしのエンタメ」は、2つの作品をご紹介しました。

まずは、「ヒトラーを欺いた黄色い星」

©Peter Hartwig

第二次世界大戦下のベルリン。
ドイツ系ユダヤ人の国外移住は禁じられ、違法なルートでの脱出も不可能だった。
次々とユダヤ人が収容所に運ばれていく中、ベルリン各地に潜伏し終戦まで生き延びたユダヤ人たちが存在した。
ツィオマは、ドイツ人兵士になりすまし、ひそかにユダヤ人を救う身分証偽造を行う。
ルートは、ドイツ将校の屋敷でメイドとして雇われる。将校はルートがユダヤ人だと気づきながらも、仕事を与えて守ってくれる。
オイゲンは、ヒトラー青年団の制服を着て身元を偽りながら、反ナチスのビラ作りに協力する。
ハンニは、髪をブロンドに染め、知り合ったばかりの男性の母親の家で匿われる。
家族と離ればなれになり、いつ逮捕されるかわからない不安の中で、知恵と勇気をもって生き延びた4人の若者の軌跡を描いた実話。

©Peter Hartwig

タイトルの黄色い星とは、ユダヤ人であるという「目印」の胸章のことです。
1941年から1945年にかけて、ナチスに虐殺されたヨーロッパのユダヤ人は約600万人といわれています。
しかし、約7000人ものユダヤ人がベルリンで潜伏し、そのうち1500人が戦争終結まで生き延びたという事実が明らかになっています。
彼らはどのようにして身分を隠し、食料や住居を確保し、ゲシュタポの手入れや密告者の監視から逃れられたのでしょうか。
主人公たちのモデルとなった4人の生還者へのインタビューを交えて作られたこの作品を観ると、その真実がわかります。
生きることを諦めなかったユダヤ人の若者たち。そんな彼らを助けたのは、善良なベルリン市民たちだった……という真実です。
一方で、自分自身もユダヤ人でありながら、密告者となってしまった悲しい人も存在したという真実も……。
戦争について思いを馳せることが多くなるこの時期、是非ご覧になっていただきたい作品です。

©Peter Hartwig

監督:クラウス・レーフル
出演:マックス・マウフ アリス・ドワイヤー ルビー・O・フィー アーロン・アルタラス ほか
2017年 ドイツ 111分 配給:アルバトロス・フィルム
http://hittler-kiiroihoshi.com/
7月28日からテアトル梅田、8月4日からシネリーブル・神戸で公開されます。

そして、もう1本は「ピースニッポン」

©2018 PEACE NIPPON PROJECT LLC

日本を映像で遺すプロジェクト“ピース・ニッポン・プロジェクト”の作品。
あなたが知らない、本当の日本の美しさをこの映画で見つけてください。
この映画に登場する日本の姿は、8年の歳月をかけて、全国47都道府県200か所以上で撮影された映像の中から厳選されたもの。
日本と言えばまず真っ先に思い浮かぶ富士山はもちろん、各地の桜、、城、川、滝、棚田、そして祭や花火……。
さらには、私たち日本人の精神やルーツも紐解いていくドラマチックな作品となっています。
私たちの国・日本の四季折々の姿を贅沢に堪能させてくれる映像美。
特にここ数年日本の自然災害の恐ろしさを体験している私たちにとって、記憶に残しておきたい美しい祖国の姿は必見です。
※ピース・ニッポンプロジェクトとは? 自然災害の多い日本で、各地の映像を地層のように蓄積し続け、すべてを目に見える形、耳で聞こえる形で後世に残すプロジェクトのこと。

©2018 PEACE NIPPON PROJECT LLC

監督:中野裕之
ナビゲーター:小泉今日子 東出昌大
出演:渡辺大 及川さきの
2018年 日本 111分 配給:ファントム・フィルム
http://peacenippon.jp/
7月14日から、梅田ブルク7 109シネマズHAT神戸で公開中です。

~サウンドブランチ 鳥飼美紀~

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