【映画】12月21日公開『私は、マリアカラス』
私は、マリアカラス
生まれたままの魂で歌い愛した、世紀の歌姫〈マリア・カラス〉
封印されてきた未完の自叙伝とプライベートな手紙が、世界初公開の映像と共に今、紐解かれる─
音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラス。
いちど聴けば忘れられない世界にひとつの歌声と、高度なテクニックを自在に操る歌唱力、役柄とひとつになる女優魂、さらにエキゾティックな美貌と圧倒的なカリスマ性で、聴衆をとりこにした不世出のディーヴァだ。
スターの座に上り詰めた彼女の名は、数々のスキャンダルによってさらに広まった。
28歳年上の男性との結婚、大統領やセレブも駆け付けたローマ歌劇場の舞台を第1幕で降りたことへのバッシング、メトロポリタン歌劇場の支配人とのバトル、ギリシャの大富豪オナシスとの大恋愛、そしてそのオナシスが元ケネディ大統領夫人ジャッキーと結婚したことを新聞で知るという衝撃の顛末。
ドラマティックな人生は幾度か映画化され、マリア・カラスの伝説はコンプリートされたかに見えた。
ところが、没後40年にして彼女の未完の自叙伝の存在が明らかになる。
彼女に惚れ込んだトム・ヴォルフ監督は、3年の月日をかけた〈真のマリア・カラスを探し求める旅〉でこの自叙伝を入手。
さらに、彼女の親友たちから信頼を得て、封印されてきたプライベートな手紙や未公開映像もふんだんに集めることに成功した。
そこで描かれるのは「誰も知らない」マリア・カラス。
スキャンダルやバッシングの嵐の中、プロフェッショナルとしての信念に、倒れても歌うことを諦めなかった壮絶な“カラス”と、ひとりの女性として愛を切望し、千々に心乱され苦悩しながらも、全てを受け入れようと変化していく“マリア”の姿があった。その「圧巻の歌声」は、彼女の偽りのない「告白」により、深い哀しみと深い愛を湛え、我々の胸をさらに掴んで離さないものとなる―。
初めて彼女自身の〈歌と言葉〉だけで〈告白〉する世界を虜にした歌声とスキャンダルの〈真実〉とは─?
監督:トム・ヴォルフ
朗読:ファニー・アルダン
上映時間 114分 製作国 フランス
配給:ギャガ
https://gaga.ne.jp/maria-callas/
12月21日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー