【やまよもやまばなし】気軽に手軽にハイキング「飯盛山」
こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ 火曜日担当の藤元愛です。
昨日の「やまよもやまばなし」は今年初のハイキング・大阪府大東市と四条畷市の境にある「飯盛山」をご紹介しました。
標高314m。コースタイムは3時間と気軽にハイキングを楽しめます。
しかしながら見どころもたくさんあり、急登もありとなかなか濃いハイキングコースですよ。
今回は最もオーソドックスなコース大東市のホームページにも記載がある「快汗ウォーキング」コースを歩いてきました。
野崎観音にある登山口から飯盛山に入り、七曲りを通って山頂へ、山頂からは急坂を下り、四条畷神社に出て、JR四条畷駅まで歩くコースです。
まずは野崎観音を目指します。
野崎観音は、慈眼寺といい禅宗のお寺です。
十六羅漢像が有名で、江戸時代から「のざきかんのん十六羅漢、うちの親父は働かん」と子どもの遊び唄でも知られていたそう。
そして、野崎観音と言えば・・・皆さんは何を思い起こしますか?
東海林太郎「野崎小唄」、お染久松を主題にした近松門左衛門「女殺油地獄」に落語「のざき詣り」もありますね。
ちなみに野崎観音の境内にお染久松の塚があります。
野崎観音の裏手からハイキングコースに入ります。
最初のポイントは野崎城。標高114mの高さにあり、「太平記」にもその名があることから15世紀ごろには築かれていたことがわかっています。
16世紀以降には、北東の山の上に飯盛城が築かれ、その出城としての機能もあったと考えられているそうです。
この野崎城址に至るまでにビューポイントがいくもあります。
城ならではの七曲り。
急な階段と曲がり角が続く場所です。七曲りですが、数えてみたら七つ以上曲がっていました。
七曲りを過ぎてからはなだらかな道が続きます。
そこにとってもかわいいどんぐりの人形が!
あともう1か所見つけました。他にもあるのかしら?
山頂でお昼休憩。
景色は最高です!標高300mで大阪を一望できるとは思っていませんでした!
天気もよく、地元でも人気の山なのか多くのハイカーが集っていましたよ。
お昼休憩後、下山開始。
楠公寺に立ち寄りましたが、その近くで石垣を発見!
ここがお城だったことが伺えます。歴史ファンにはたまりませんね。
下りはかなりの急坂。
ここを登りにしなくてよかったと心底思いました(笑)。
30分ほど急な階段を下り、ゴールは四條畷神社です。
南北朝時代、四條畷の合戦で足利軍との戦いに敗れた楠木正成の嫡男・正行とその一族の将士24人を祀る神社です。
作られたのは明治23年(1890)。意外と新しい神社です。
中に正成と正行の有名な桜井の別れを模した銅像があります。
本家本元は大阪府三島郡島本町にあるようですが・・・?
ちなみに四条畷神社は「なにわ七幸めぐり」のひとつに選ばれています。
四条畷神社は心願成就、心で強く願うことが叶えられるところだそうですよ。
神社仏閣・歴史遺構・素晴らしい景観と見どころの多い山ですが、一番印象に残ったのが鳥のさえずりです。
町中にあって素晴らしい森が広がっていて、多くの野鳥が生息しているよう。
ハイキングの間、ずっと鳥の鳴き声に癒されていました。
三田からはJR野崎駅まで1時間15分。
手軽に楽しめて癒されるオススメハイキングコースです♪