【やまよもやまばなし】相野駅山の会 佐藤さん 霧氷の「綿向山」

こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
今日は二十四節気のひとつ「雨水」です。
雪から雨に変わるころ、とされ春の訪れももう間もなくといったところでしょうか。
山は春の芽吹きのシーズンも素敵ですが冬の山は格別なものがあります。

今日は相野駅山の会から佐藤さんにお越しいただき、2月17日(日)の月例ハイクで行ってこられたばかりの綿向山をご紹介いただきました。

綿向山は滋賀県蒲生郡日野町にある標高1110mの山で手軽に霧氷が楽しめることで近年人気の山です。
「綿向」とはかつてこの地が養蚕業が盛んだったことが由来のようです。
古くは絹の事を「絹綿」といい、「綿を紡ぐ」が転じて「綿向山」となったそうです。歴史のある山なのですね!

駐車場は50台ほどが停められます。
林道を10分ほど歩くと天然記念物「接触編成岩地帯」が。
数億年前に古生代に形成された石灰岩が噴出して花崗岩と接触してできた変成岩だそうです。

スタートから20分ほどでヒミズ谷出合小屋に到着。ここが登山口となります。
ちなみにお手洗いは駐車場にありますが、山にはありませんのでご注意を!

杉林を九十九折に緩斜面を歩いて行きます。
1合目から標識がしっかり立てられ、道に迷う心配はありません。
この辺りから雪がチラホラ見られるように・・・。

5合目のあざみ小舎でアイゼンを装着。
早めに付けた方が安全とのこと。

景観はブナ林に変わり、霧氷が見られるように・・・。
冬の山ならではの美しさですね。

7合目には行者堂があります。
両側には役行者と不動尊が祀られています。

夏であれば山腹を九十九折に進みますが、冬季は尾根を直進します。
風もきつい、急坂を登ります。
ここが唯一大変だったところだったそうですが、見事な“エビの尻尾”があちらこちらに見られ、しんどく感じなかったそうです。
その見事な“エビの尻尾”と美しい霧氷のお写真をいくつかご紹介しましょう。
うっとりするほど美しい景色です。

頂上には鳥居や小さな祠が。
古くから信仰の山として親しまれていたのがわかります。
天気が良ければ御在所岳や北アルプス、御岳も見えるそうですが、この日は曇天。
だからこそ霧氷が残っていたとも言えますので、霧氷目的なら曇りの方がよさそうですね!

今回は17名の参加。
皆さん冬の山と霧氷を堪能され、大満足のハイキングだったそうです。
楽しそうですね~!

三田市からは新名神→名神、蒲生スマートICを下りて下道を30分、合計で2時間足らずで駐車場に着くというアクセスの良さ!
もちろん軽アイゼン(6本爪が望ましい)やストックなどの装備は必要ですが、気軽に出かけて霧氷を楽しめるので、ぜひ今シーズンお出かけくださいね!
冬の山が初めての方は登山口から頂上までのピストンがオススメです。

下記から今日の放送を聴くことができます。
前半

後半

佐藤さんのブログに詳しく紹介されていますのでぜひご覧になってくださいね!
http://dota3eien.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-ec49.html

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