【やまよもやまばなし】ちょっと頑張る山!播磨の「七種山」登山!
こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
2月末とは思えない暖かい日が続いていますね!
今シーズンは早々にスキーを諦めてハイキングにシフトです。
ということで、今日の「やまよもやまばなし」は兵庫県福崎町にある「七種山」をご紹介しました!
久々に達成感に浸れるなかなかにハードな山でした。
七種山はふるさと兵庫50山のひとつで、付近の七種槍、七種薬師とあわせて七種三山と呼ばれています。
七種山は標高は683mながら急で長い登り下りがあり、七種槍では岩場の急登もあり、ちょっと気合いのいる山です。
今回のコースは福崎町立青少年野外活動センター~七種槍~七種山~七種の滝~作門寺山門~林道を通って青少年野外活動センターに戻る反時計回りの1周コースを選択しました。
時計回りで歩く猛者もいらっしゃるようですが、初めて登る場合は反時計回りの方がいいかと思います。
また、初心者の方は福崎町立青少年野外活動センター~林道~作門寺山門~七種の滝~七種山~林道を通るコースをオススメします。
9時45分頃、福崎町立青少年野外活動センターを出発。
福崎町立青少年野外活動センターの奥に登山者用の駐車場があり、10台ほど停められます。
なぐさの森の奥池を通って5分ほどで登山口に向到着。
登り出していきなりの急登が始まります。ウォーミングアップもできないまま、一気に息が上がります。
一旦少し下って見えてきたのが大きな岩場!ここがコースのハイライトかと思いきや、まだプロローグ。
振り返ると登山口近くの奥池を見ることができました。
標高は500mも満たないかと思いますが、結構登ってきた感じがします。
そうこうしているとまたまた岩場が・・・登り始めて1時間30分ほど、最大の難関とも思える岩を下り、痩せ尾根を歩いて次の岩に向かいます。
次の岩場は左手は絶壁。進行方向だけ見据えて進みます。
絶壁の向こうに目指す七種山の山頂が見えましたがかなり遠く感じます!
12時前、約2時間で七種槍山頂に到着!ほぼコースタイムくらいです。
時間的にもちょうど良いのでここでランチタイム。ちなみにここからの眺望はあまりよくありません。
40分ほど休憩して、いざ七種山へ!
ここからもハードな急登が続くと聞いて戦々恐々。最初は穏やかな林の中を歩きますが・・・
200mほど下ってきて、今度は280mほど登りっぱなしです。
しかもかなりの急坂で、足元は落ち葉がいっぱいで滑りやすいので慎重に登ります。
(写真はあまり急坂に見せませんが・・・結構な坂でした!)
途中、急に視界が開け、右側に兵庫の山々の連なりがみられます。
もうすぐ山頂だと直感できる景色に気分も上がります。
七種槍から1時間40分、コースタイムより20分も早く七種山山頂に到着!
山頂からの眺望はそんなによくありませんので、先ほどのスポットがオススメです。
山頂から少し下ったところにある「つなぎ岩」まで出ると、これまで歩いてきた尾根を見下ろすことができます。
感無量!!頑張りました!
つなぎ岩は大きな割れ目があり、ロープがあるので飛び越せるのですが、足が一瞬すくみました。
写真はこれが限界。これ以上近づいて写真が撮れなかったです~!
ゆっくり景色を堪能して30分ほど休憩、今度は七種神社まで高低差約200mの急な下り坂を歩き続けます。
コースタイムは30分でしたが、やはり落ち葉が多くて滑りやすく、急な斜面も多いので40分ほどかけてゆっくり下り、次のポイントである七種神社へ。
かなり古い神社のようです。
ここから七種の滝が見られるのですが、今回は水量が少なく、迫力はありませんでした。
神社を出ると水量は少なめですが虹が滝や八竜滝などの滝を眺めながら歩くことができます。
林道の途中に現れたのは作門寺というお寺の山門。
1701年(元禄14年)の建立で、七種山の近くにある新西国三十番札所・金剛城寺がかつてこの山奥にあったことの名残だそう。
この作門寺山門のすぐ傍にバイオトイレがあります。
ものすごくきれいです!
トイレットペーパー、鏡があり、においもまったくしません。
更に道を挟んで水道もあり、手を洗うこともできます。
林道のコースタイムは40分でしたが、急ぎ歩き+ラン(なぜか妙に元気でした笑!)で20分で駐車場に戻り約6時間の登山終了!
高低差は541mでしたが、累積の登りが927m、下りが918mもあり、距離や標高だけでは山は読み取れないなぁと改めて実感しました。
これからの季節、3月~4月はヒカゲツツジやミツバツツジ、椿など、季節の花々を見ることができます。
また、青少年野外活動センターは山小屋1人1泊150円で泊まれ(施設利用料210円/1日が必要です)、テントを張ったり、キャンプもできるそうですので、ご家族で利用してみてはいかがでしょうか?