【いとしのエンタメ】映画「マイ・ブックショップ」

サウンドブランチ 鳥飼美紀です。
今週ご紹介した映画は、イギリスを代表する作家ペネロピ・フィッツジェラルド原作の「マイ・ブックショップ」という作品です。

©2017Green Films AIE,Diagonal Televisio SLU,A Contracorriente Films SL,Zephyr Films The Bookshop Ltd.

あなたは、本屋さんを営んでみたい……そう思ったことはありませんか?
この物語は、亡き夫との夢であった『書店』を開いた一人の女性が主人公です。

©2017Green Films AIE,Diagonal Televisio SLU,A Contracorriente Films SL,Zephyr Films The Bookshop Ltd.

1959年のイギリス、海辺の小さな町。
戦争で夫を亡くしたフローレンスは、それまで一軒も書店がなかった町に夫との夢だった書店を開こうとする。
保守的なその町では、女性の開業にまだ理解がなく、住民たちの冷ややかな態度に戸惑いながらも何とか開店までこぎつける。
ある時フローレンスは、40年以上も自宅に引きこもり、ただ本を読むだけの毎日を過ごしていた老紳士と出会う。
彼の支援を得て何とか書店は軌道に乗るが、それを快く思わない町の有力者ガマート夫人が書店を潰そうと画策する……。

©2017Green Films AIE,Diagonal Televisio SLU,A Contracorriente Films SL,Zephyr Films The Bookshop Ltd.

マクドナルドもスターバックスも見当たらない、1950年代の古き良きイギリスの小さな町。
閉鎖的で、古い価値観に縛られている人々を相手に始めた書店は、果たして成功するのでしょうか。
常に穏やかに淡々と行動する主人公フローレンスの、ラストの悲しげな瞳はけっして“あきらめ”ではありません。
きっと、これから先につながっていく“希望”を信じているのではないでしょうか。
書店の物語だけあって、劇中に登場する当時の何冊かの本が、ストーリーの鍵となっています。

レイ・ブラッドベリ著『華氏451』(早川書房)
ウラジミール・ナボコフ著『ロリータ』(新潮文庫)
リチャード・ヒューズ著『ジャマイカの烈風』(晶文社)

映画を見た後、きっと読みたくなりますよ。
読書好きなあなたに、お薦めの映画です。

©2017Green Films AIE,Diagonal Televisio SLU,A Contracorriente Films SL,Zephyr Films The Bookshop Ltd.

原作:ペネロピ・フィッツジェラルド(英国ブッカー賞受賞作家)
監督:イザベル・コイシュ
出演:エミリー・モーティマー ビル・ナイ パトリシア・クラークソン
2017年 イギリス=スペイン=ドイツ 112分 配給:ココロヲ・動かす・映画社
http://mybookshop.jp/
3月29日(金)から、 シネ・リーブル梅田 などで公開されます。

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