こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ 火曜日担当の藤元愛です。
今日の「やまよもやまばなし」は桜と山の両方を楽しめる!摂津峡と三好山ハイキングを紹介しました!
私が行った3月下旬はまだまだ固かった蕾も、今がちょうど見ごろではないでしょうか?
5つのハイキングコースが整備されている摂津峡、お花見と併せてハイキングも楽しめます。
また、物足りない方には摂津峡公園のすぐ隣の山「三好山」に登るのもオススメです!
今回は摂津峡のコースも短かったので、摂津峡公園~下ノ口登山口~三好山~上ノ口登山口~渓谷コース~摂津峡公園~中腹自然林コース~白滝~渓谷コース~摂津峡公園という、行ったり来たりの全部で8キロを歩いてきました!
高低差は286mでしたが、累積で800mほど上り下りして5時間ほど。高低差が非常に少ないので、コースによって簡単に歩くこともできると思います。
摂津峡のWEBサイトにコースが載っていますので、ご参照ください。
https://www.takatsuki-kankou.org/settsukyo/
さて、実際に辿ったコースをご紹介しましょう。
3月下旬、桜の開花予想は当時23日~25日でしたが、全く咲いておらず・・・
唯一、枝垂れ桜だけが花を咲かせていました。
摂津峡公園の端、茶屋が立っているすぐ傍に三好山・下の口登山口があります。
一旦、川に降り、木の橋を渡って向こう岸へ。
しばらくは民家の立つ村落を歩いていきます。途中、狭い道を何度も通って家の間を歩きますので迷いやすいです。
目印は自動販売機!自動販売機の裏側の道を歩いていくと、いよいよ山の中に入ります。今回選んだルートは大手道ルート。
石垣の遺構が見られるルートです。
三好山に築城されたのは芥川山城。
1553年には三好長慶が城主となり、1560年までの約7年間在城しています。
三好氏ののち、和田惟政や高山右近らが「芥川城」に入城しました。
登山道はかなり荒れていました。
聞くと、昨年の大型台風の影響がまだまだあるということで、整備されている方々のおかげで、木がたくさん切られ、登山道が見えるようになっていました。
しかし、荒れた場所もまだまだあり、足もとは滑りやすいので注意が必要です。
途中にはスミレや、野イチゴの花が見られ、癒されます。
整備された階段の道に出ると山頂はもうすぐ。
山頂では鯉のぼりと三島平野をあわせて写真に撮れます。
三好山は遠くに生駒山系を臨み、眼下には、西国街道や芥川宿を見通すことができます。更に、亀岡へと続く間道にありました。
また、芥川を下ると水上交通の要、淀川に至ります。そのため、政治上・戦略上において重要な場所でもありました。
近畿一円を勢力下とした芥川山城でしたが、やがて、高槻城の発展とともに、歴史の表舞台から姿を消してしまいます。
ですが、平成29年3月に芥川山城は、戦国時代屈指の山城として「続日本100名城」に選定されています。
今度は上の口登山口に向けて一旦下山します。
下山ルートは荒れた箇所もなく、森林浴を楽しみながら歩けます。
足元にはたくさんの椿が落ちていました。
上の口登山口に向けてのルートでも多くの石垣の遺構を見ることができ、ここが山城だったことがうかがえます。
20分ほどで下山し、少し一般道を歩いて、芥川の渓谷沿いのハイキングルートに行きます。
エメラルドグリーンの川が美しいです。秋の紅葉もきれいでしょうね~。
渓谷コースを逆に戻っていく形で摂津峡公園に向かいます。
途中には八畳岩など多くの奇岩を横目に見ながらゆるやかなハイキングを楽しめます。
お昼休憩を取り、時間的にも体力的にも余裕があったため、今度は中腹自然林コースを歩きました。
階段やテーブル・ベンチなども整備されていますが、自然林コースの名前の通り、山の中を歩き、よい汗をかけます。
渓谷コースから往復10分ほどで行けた白滝に今度は行ってみました。
高さ15メートル、幅5メートルとあまり大きくはありませんが、 周囲の木々にマッチした美しい滝です。
帰りは・・・またまた渓谷コースを辿って帰りました。
というのも中腹自然林コースの白滝への道はかなりの急階段で、さすがに頭が下るモードに入っていたため登る気が起きず・・・(笑)。
コースが色々ありますし、道に迷うことはまずなさそうなくらい整備されていますので、色々と組み合わせて楽しんでみてくださいね。
そして、明日の雨が花散らしの雨にならなければ、今がちょうど桜の見ごろだと思いますので、お花見とハイキングの両方を味わえますよ。