【やまよもやまばなし】三水山の会 岸本さん 有志で行かれた「雲仙普賢岳・妙見岳」
今日の「やまよもやまばなし」は三水山の会の岸本さんにお越しいただき、『雲仙普賢岳・妙見岳』ハイキングについてご紹介いただきました。
雲仙普賢岳と言えば、火山活動を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今日の「やまよもやまばなし」で岸本さんにも詳しく解説していただきましたが、平成3年6月3日に起きた大火砕流が記憶に新しいところだと思います。
雲仙普賢岳の溶岩は非常に粘性の強く、下に流れず、どんどん積みあがって“溶岩ドーム”というものを作るのだそうです。
5年間かけて、この火山活動でできた溶岩ドームは『平成新山』と名付けられ、雲仙岳全体で最も高かった雲仙普賢岳(1,359m)を抜いて1,483mの高さとなり、現在は普賢岳の最高峰となっています。
今回の放送をアーカイブで聴くことができます。
前半で詳しく解説いただいていますので、ぜひお聴きくださいね!
それでは今回のハイキングについてご紹介しましょう。
なんと今回は弾丸ツアー!2泊3日の船中泊で行かれたそうですよ!
1日目は大阪南港から夕方に出航、翌日の早朝に新門司港に到着。
ここからバスで雲仙普賢岳までなんと4時間!
出発は仁田峠。既に標高が1079mありますから山頂までは1時間30分ほどです。
今回はツアー参加で44名もの人が一緒に歩きますので、なかなかスローな展開になったよう・・・。
登山口は仁田峠にある普賢神社の鳥居です。
1時間ほどで紅葉茶屋に到着。
ここまではフラットな道のり。
紅葉茶屋は国見岳と普賢岳の分岐点となっています。
どちらに進んでも急登だそうですよ!
40分ほどで山頂に到着。
生憎のガスで平成新山は見えず・・・。
ですが、本来ならこんな形の山を見ることができます。
岩の荒々しい感じが関西の他の山とは全く違いますね!
一旦下って紅葉茶屋へ。今度は妙見岳に向かって国見分かれ(国見岳と妙見岳の稜線のコル部)を歩きます。
ここはキリシマツツジの名所で、本来なら写真のような満開のツツジのトンネルを歩けるのだそうですよ。
今年は5月末で所々に残る程度だったそうです。
このコル部から溶岩ドームの平成新山も見えます。
生憎のガスがかかった日でしたが、この時ばかりは晴れ渡って見えたのだそう!
妙見岳の頂上には妙見神社があり、ここから島原の市街地を望むこともできます。
また、キリシマツツジだけを見たい!という方は仁田峠からはロープウェイもありますよ。
下山後は再びバスとフェリーで大阪へ向かいます。
休憩を入れても3時間40分ほどで下山です。
歩行時間より移動時間の方が長かった・・・とおっしゃっていましたが、フェリーは眠りやすいし、オススメだそう!
弾丸ツアー、体験してみては?!
今日の放送は下記から聴くことができます。
前半
後半