【やまよもやまばなし】相野駅山の会 佐藤さん『大普賢岳』

こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ 火曜日担当の藤元愛です。
今年最後の「やまよもやまばなし」は相野駅山の会の佐藤さんにお越しいただき、秋に行かれた大普賢岳のお話を伺いました。

関西百名山踏破を目指している佐藤さん、今年は64座まで伸ばされたそう!
その中のひとつが『大普賢岳』
大峰奥駈道の一部、修験の山ですが、見どころが多く登り甲斐のある山だったそうですよ!

起点となる和佐又山ヒュッテをスタート。
長年登山者を見守ってくれた和佐又山ヒュッテは今年の11月末で営業は終了となりましたが、来年春にはロッジが再開されるそうです。

今回歩かれたピストンコースは4つのエリアに大別できるとのこと。
まずは快適なトレッキング道。
大普賢岳は紅葉の美しい山としても有名で、最初は自然林の紅葉を楽しみながらゆったり歩けます。

日本岳の下、大きな岸壁の下の巻き道へ。ここからは山岳遺跡のエリアとなります。

道もだんだん険しくなり、「シタンノ窟」「朝日の窟」「笙の窟」「鷺の窟」と修験場が続きます。
「笙の窟」は多くの遺跡も発掘され、役行者も修行したと伝わる場所です。

「鷺の窟」「日本岳のコル」を超えるとだんだんと道が険しくなり、厳しい岩場のアップダウンが続きます。
ここからはハシゴ・クサリ・橋の連続エリア!
たくさんの山を登ってこられた佐藤さんが「過去最高の数」と言われるほど多くのハシゴと鎖が連続する道を何と1時間!
まさに修験の山らしい道です。

ただし、ハシゴは手をかける場所もあり、斜めにかかっているので比較的歩きやすく、しっかり整備されています。

降りる時も前を向いて降りられるくらいのステップ。
ただ、長いですね~!慎重に歩を進めたいですね。

一度鞍部まで下って大普賢岳に向かいますが、ここで最終章となる「大峰奥駆道」に到着。
時間にして5分程だそうですが、世界遺産にもなっている道に足を踏み入れられます。

出発から2時間半で大普賢岳(標高1780m)山頂に到着!

山頂からは360度のパノラマ展望!
北西~南西には山上ヶ岳、稲村ヶ岳、行者環岳、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳、東には大台ヶ原など大峰随一と言われる景色が広がります。

山頂でのんびりランチタイムを取って帰りは来た道を歩きますが、和佐又山に立ち寄って下山です。

振り返ると先ほど登った大普賢岳が!皆さんの表情も達成感で溢れていますね!

全行程約5時間で登山終了!
距離7.2km、標高差630mのコースですが、梯子・クサリ・岩場があり、なかなかハードな山だったそうです。
秋の紅葉はもちろん、春にはシロヤシオやシャクナゲ、オオヤマレンゲなど花も美しい山なので新緑のシーズンもおすすめだそうです。
ぜひチャレンジしてみては?

【三田からのアクセス】
中国道~近畿道~南阪奈道~大和高田バイパス~国道169号線~新伯母峰トンネル過ぎてすぐ右折~和佐又山ヒュッテ登山口  三田から約2時間40分

【今回のコース】
和佐又山ヒュッテ~和佐又のコル~笙の窟~日本岳のコル~大普賢岳~和佐又のコル~和佐又山~和佐又山ヒュッテのピストン
約7.2km 約6時間(約1時間の休憩含む) 標高差 630m
※周回コースもありますが三田からの日帰りは時間的に難しいそうです。

佐藤さんのブログはこちらから→ http://dota3eien.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-9723c7.html

今日のお話を下記から聞くことができます。
前半

後半

今年もたくさんの山のお話をしてくださった皆様、聞いてくださった皆様、ありがとうございました!
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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