【ハニー・ビブリオ堂】 愚行録

今日紹介したのは先週の土曜日に映画が公開された「愚行録」の原作

愚行録 (創元推理文庫)

一家惨殺事件のルポルタージュのための、インタビューイ独白の形で物語が展開します。文章は全て「会話文」。
幸せそうに見える一家が何故惨殺されたのか、犯人は誰なのか。
小説の意図は謎を解き明かす事ではなく、善悪や是非を抜きにシテインタビューに答えて「愚行」を曝していく人間の愚かさがテーマです。
解説の一説「他人を評価し他人を貶める事は、自分を評価し自分を語る事に他ならない」という言葉にゾクっとしました。
人間の醜い分部にスポットを当てた作品ですがミステリとしてのテクニックは秀逸。
この「怖さ」が映画ではどんな風に表現されるのか興味津々ですが、是非原作でお楽しみください。

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