『JAZZBAR COZY』3月3日

ヘレン・メリル・ウィズ・ストリングス

“ニューヨークのため息”と呼ばれるヘレン・メリル。
彼女はプラチナ・ブロンドでハスキー・ヴォイスの持ち主で、最もソフィスティケイトされたジャズ歌手の一人である。
彼女の代表作はジャズ・ヴォーカルの代名詞と称される「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」54年 である。マニアでなくても耳にしたことがある大ヒット曲「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」やバラードの極め付け「ホワッツ・ニュー」などが収められた名盤である。
しかし、メリルの魅力を堪能するためには、他にもぜひ聴いておきたいアルバムがる。
ウィズ・クリフォードと同時代におけるエマーシー・レーベルの3枚と、80年代における同・レーベルの1枚、計4枚がメリルの必聴のアルバムである。

メリルの「ウィズ・クリフォード・ブラウン54年」 の他に是非とも聴いておきたい1枚目は「Helen Merrill With Strings 55年」「ウィズ・クリフォード」とはジャケットも内容もガラッと趣のことなるスタンダード集。ウィズ・クリフォードの陰に隠れた感のあるアルバムだが、リチャード・ヘイマンの美しいストリングスとハンク・ジョーンズなど確かなリズム・セクションをバックにまさにため息の出るような1枚である。

2017.3.3
1.Lilac Wine / Helen Merrill / With Strings 55年
2.Anything Goes / Helen Merrill / With Strings 55年
3.Anything Goes / Stan Getz / Getz Meets Mulligan in Hi-Fi 57年
4.Anything Goes / Chris Connor / Chris Connor 56年
5.Beautiful Love / Helen Merrill / With Strings 55年
6.Beautiful Love / Bill Evans / Explorations 61年
7.Beautiful Love / Anita O’Day / This Is Anita 55年
8.Comes Love / Helen Merrill / With Strings 55年
9.Comes Love / Conte Candoli & Lou Levy / West Coast Wailers 55年
10.Comes Love / Irene Kral / The Band And I 58年
11.Spring Will Be A Little Late This Year / Helen Merrill / With Strings 55年
12.Spring Will Be A Little Late This Year / Pim Jacobs trio / Come Fly With Me 82年
13.Spring Will Be A Little Late This Year / Jeri Southern / Coffee, Cigarettes And Memories 58年

『JAZZBAR COZY』
毎月第1~4金曜日夜21時放送
選曲解説:水谷幸志

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