【いとしのエンタメ】映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
今週の「いとしのエンタメ」は「夜空はいつでも最高密度の青色だ」をご紹介しました。
いま最も新しい表現者として注目されている最果タヒさんの詩集を、
あの日本アカデミー賞を受賞した「舟を編む」の石井裕也監督が映画化。
詩の行間からイメージを膨らませ映画にするという面白い描き方です。
石井監督いわく、男女のラブストーリーであり、ふたりが彷徨い歩くロードムービーであり、
ドキュメントである…と。
東京の片隅で生きる若い男女の繊細な恋愛映画。
看護師として働きながら、夜はガールズバーでも働く美香と、
工事現場で働く青年慎二が出会い、語り、不器用ながら生きていくというストーリー。
大きな事件やドラマティックな出来事があるわけではないけれど、
なぜかいつまでも観ていたい…終わらずにいてほしい…と思いました。
2人の口からこぼれ落ちる言葉に耳を澄ませて下さい。
原作:最果タヒ
監督・脚本:石井裕也
出演:石橋静河 池松壮亮 佐藤玲 三浦貴大 ポール・マグサリン 市川実日子 松田龍平 田中哲司
配給:東京テアトル、リトルモア
5月27日(土)から公開。劇場はテアトル梅田・シネリーブル神戸ほか。
〜サウンドブランチ 鳥飼美紀〜