【やまよもやまばなし】荻野さん 虚空蔵山と歴史探訪
今日の「やまよもやまばなし」では荻野さんをお迎えして、地元三田の山「虚空蔵山と歴史探訪」と題してお話を伺いました。
地元の山でありながら、その歴史はあまり知らない方も多いのではないでしょうか?
実はとても歴史的価値の高いものがたくさん見られるんですよ!
虚空蔵山には大きく3つのルートがあります。
①JR藍本駅を起点とした表参道コースと裏参道コース 旧街道を南へ下れば表参道、北へ行くと裏参道。表参道がポピュラーコース
②陶の里(篠山市今田町)起点とする登山コース
③JR草野駅から 八王子山経由縦走して虚空蔵山へ行くコース
があります。
登山と歴史探訪ということで、荻野さんが暑い中、登って写真を撮ってくださいました!
- 酒滴神社の石鳥居。石鳥居の中でも最も古いものの1つ
- 虚空蔵山登山の表参道から登るとまず現れる酒滴神社
- 酒滴神社に飾られている「算法額」
- 鬱蒼とした樹林帯を進むと沢が出てきます。
- 沢のせせらぎにある「石舟」ここで手を洗います。
- 沢を渡る石橋。雨の日は渡れません。ここからの登りがキツイ。
- この階段、木の根でできています!
- 山腹を極めると灯篭地点へ出ます。
- 虚空蔵寺(堂)への石段。途中に裏参道コースとの分岐点があります。
- こちらが虚空蔵堂。戦火で焼失し1603年再建 本堂のみ残ります。
- 境内の外にある「鯱瓦」 書写山円教寺と彦根城天守閣と同じ形!
- 縦走路を行けば白髪岳(左)と松尾山(右)の眺望が見られます。
なかなか歴史的に見て興味深いものがたくさんありますね!
スタート地点の酒滴神社の石鳥居は応永2年(1395年)のもので、石鳥居の中でも最も古いものの1つだそうですよ!兵庫県の指定重要有形文化財です。
「算法額」とは数学者が難問を解いたときに奉納する絵馬だそうで、こちらは扇ではなく、数学の問題なんですね。ひっそりと飾ってあるそうですが、ぜひ見つけてください!
また、虚空蔵堂のはずれにある鯱瓦は書写山円教寺金剛堂と国宝彦根城天守閣にあるものと同じ形。それがなぜか地面に転がっています・・・。
地元の山でも意外に知らないことが多いようです。
郷土の歴史に触れに虚空蔵山に登ってみてはいかがですか?
ハニー・モーニング・バルコニー 藤元愛