【いとしのエンタメ】映画「ブランカとギター弾き」

今週の「いとしのエンタメ」は、映画「ブランカとギター弾き」をご紹介しました。
イタリア映画ですが、日本人監督の作品で、舞台はフィリピン、言語はタガログ語です。

©2015-ALL Rights Reserved Dorje Film

路上でひとりぼっちで暮らす、11歳の孤児ブランカ。
彼女は窃盗や物乞いでお金を貯め、いつかそのお金でお母さんを買おうと思っています。
お母さんを買えば、家の中で寝られるし、学校にも行ける…。
ある日、ブランカは流れ者の盲目のギター弾きピーターに出会い、盗みや物乞いではなく、歌ってお金を稼ぐことを教えられます。

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ブランカが路上で歌う「カリノサ」という曲は、フィリピンの民族音楽。
素朴で切ないこの歌はフィリピンでは誰もが知っているそうですよ。
ブランカ以外のメインキャストのほとんどを、監督が路上で見つけてきたとか。
その子どもたちのあどけない中にある逞しさが、とてもリアルで印象深い映画です。
2015年のヴェネツィア国際映画祭で、若者から贈られるマジックランタン賞とジャーナリストから贈られる外国語映画賞ソッリーゾ・ディベルソ賞を受賞しています。
ブランチおすすめの1本!

©2015-ALL Rights Reserved Dorje Film

<STAFF>
監督・脚本:長谷井宏紀
製作:フラミニオ・ザドラ(ファティ・アキン監督『ソウル・キッチン』)/ アルベルト・ファニーニ
制作:アヴァ・ヤップ
<CAST>サイデル・ガブテロ / ピーター・ミラリ / ジョマル・ビスヨ / レイモンド・カマチョ 

8月19日(土)シネ・リーブル梅田、以降、シネ・リーブル神戸、京都シネマにて順次公開

〜サウンドブランチ 鳥飼美紀〜

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