【いとしのエンタメ】映画『女神の見えざる手』
今週の「いとしのエンタメ」は映画「女神の見えざる手」をご紹介しました。
主人公は、大手ロビー会社の花形ロビイスト、エリザベス・スローン。
勝つためには手段を選ばず、一切の妥協を許さない仕事ぶりはクライアントから高く評価され、政府やメディアからも一目置かれる存在。
エリザベスは、銃擁護派団体から、新たな銃規制法案をロビー活動で廃案に持ち込んでくれという仕事を依頼される。
その団体の代表者は議員たちにも強い影響力をもつ人物だが、エリザベスはその仕事を断る。
その結果、上司から、「依頼を断るなら、君にいてもらう必要はない」と言い渡される。
その夜エリザベスは、銃規制法案の成立に尽力する小さなロビー会社のCEO、シュミットと出会い、自分と一緒に闘わないかと誘いを受ける。
次の日、エリザベスは部下を引き連れ、シュミットの会社へ移籍。
巨大な権力をもつ銃擁護派団体や元の会社を相手に、彼女の奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に進めていく。
しかし、エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく……。
ロビイストの“女神”エリザベスは、恐ろしいほど頭脳明晰。
真っ赤なルージュ、一流ブランドとハイヒールで武装した彼女が、天才的なひらめきと無敵の決断力で、巨大な勢力を敵に回します。
「敵が切り札を使った後に、自分の切り札を出す」と言い切るエリザベスは、敵の行動の先の先を読んでいます。
しかも彼女は、仕事に着手する前に“先の先”を読んでいる・・・それはラストに明らかになるので、お楽しみに!
先日もラスベガスでの銃乱射という悲惨な事件が発生しましたが、銃規制派と銃擁護派の闘いというテーマを巡って、逆転に次ぐ逆転劇の末に導かれるのは、清々しくエモーショナルな結末です!
監督:ジョン・マッデン
出演:ジェシカ・チャステイン、マーク・ストロング、ググ・バサ=ロー、ジョン・リスゴーほか
公式サイト:miss-sloane.jp
配給:キノフィルムズ
10月20日(金)~大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ西宮OS、シネ・リーブル神戸などで上映
配給:キノフィルムズ
~サウンド・ブランチ 鳥飼美紀~