毎週金曜日夜9時からの最新シネマ情報番組「とっておきシネマ」、鳥飼美紀です。
今週のとっておきの映画は、ロバート・デ・ニーロがおじいちゃん役で、孫の男の子と一つの部屋とプライドをかけて全面戦争するコメディ『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』。
ただそれだけのストーリーですが、ただそれだけのことを笑ってスカッとしてみませんか?
【STORY】
妻を亡くしたエド。
独り暮らしを心配する娘サリーの強引な願いで、彼女の家族と同居することに。
サリーの家族は、夫のアーサーと長女のミア、長男のピーター、そして末っ子のジェニファーの5人。
さて、引越して来たおじいちゃんエドは、ピーターが明け渡した部屋で暮らしはじめる。
部屋を取り上げられ不満タラタラのピーターは、学校の友人たちにけしかけられ、エドを追い出すために宣戦布告の手紙を渡す。
宣戦布告されたエドは子供のすることだからと相手にしないが、ピーターの攻撃はどんどんエスカレートしていく。
ついにエドの堪忍袋の緒が切れ、全面戦争が勃発!
一つの部屋をかけた二人の戦いは、やがてそれぞれの友人たちも巻き込み、大騒動へと発展していくのだった。
【REVIEW】
やられたら、やり返す……とにかく派手ないたずらを、じいじと孫がやり合うというドタバタコメディ。
おじいちゃんのエドは現役時代に建築関係の仕事をしていたようで、孫相手のいたずらでも大掛かり。
孫のピーターもいたずらの範囲を超えて、老人相手にそれはないでしょ……というほど過激なものに。
そのうち、それぞれの友人も加わり、チルドレンチーム対シニアチームの体当たり合戦のようになる。
こんなに激しく戦ったら、おじいちゃんたちの命にかかわるよ~というほどのエスカレートっぷりに現実を忘れて大笑いしてしまう。
新型コロナウィルスに長期間振り回されて閉塞感を感じている今日この頃だからこそ、何も考えずに笑い飛ばせるこの作品をお薦めしたい。
子役たちも可愛いが、78歳のロバート・デ・ニーロが最高にカッコよくチャーミング!
監督:ティム・ヒル
出演:ロバート・デ・ニーロ、オークス・フェグリー、クリストファー・ウォーケン、ユマ・サーマン、ロブ・リグル、ジェーン・シーモア
2020年/アメリカ/94分
配給:パルコ/ユニバーサル映画 宣伝:スキップ
https://grandpa-wars.jp/
4月23日(金)~大阪ステーションシティシネマ 神戸国際松竹 TOHOシネマズ西宮OS などで公開
※現在、大阪府・兵庫県の一部地域で「まん延防止等重点措置」として映画館の時短営業・人数制限が行われていますので上映時間等は必ずご確認ください。
また、新型コロナウィルスの感染者数も日々増えていますので、映画をご覧になる際はマスク・消毒など十分に対策を行った上でご鑑賞ください。