2022年、令和も4年となりました。
本年も「とっておきシネマ」をどうぞよろしくお願いします。
私は2日にウッディタウンの外れにある御霊神社へ初詣に行きました。
参拝を済ませて引いたおみくじ、なんと大吉でした!
今年は縁起が良いな~と気を良くしたしだいです。
コロナ禍でのおみくじはQRコードをスマホで読み取り、出た番号を巫女さんに伝えておみくじを貰う、というシステム。
神社も色々感染対策に努力しているのですね。
この御霊神社は国の重要文化財に指定されているそうです。
小さい神社ですが、お正月だけあって参拝者が途切れることなく、とても賑わっていました。
皆さんは、どんなお正月を過ごされましたか?
さて、新年最初のとっておきシネマは、レディー・ガガ主演の『ハウス・オブ・グッチ』をご紹介しました。
現代のファッションブランドの元祖と呼ばれるGUCCI。
その成功の陰にある〈グッチ一族崩壊〉の衝撃の“実話”を基に、一族の30年にわたる愛、裏切り、退廃、復讐、そして殺人に至るまでを描いた作品です。
【STORY】
貧しい家庭出身だが野心的なパトリツィア・レッジアーニ。
彼女は、イタリアで最も裕福で格式高いグッチ家の後継者の一人であるマウリツィオ・グッチをその知性と美貌で魅了し結婚する。
しかし、次第に彼女は一族の権力争いまで操り、強大なファッションブランドを支配しようとする。
順風満帆だったふたりの結婚生活に陰りが見え始めた時、パトリツィアは破滅的な結果を招く危険な道を歩み始める…。
【REVIEW】
監督は、巨匠リドリー・スコット。
「エイリアン」「グラディエーター」「ブラック・レイン」や「ハンニバル」、最近では「ゲティ家の身代金」などヒット作品が数多ある、まさに巨匠!
そして、主役のパトリツィアをレディー・ガガ、パトリツィアの夫マウリツィオをアダム・ドライバー、その父親ロドルフォをジェレミー・アイアンズ。
伯父アルドをアル・パチーノ、その息子でマウリツィオの従兄弟パオロをジャレッド・レトという豪華キャストが、“華麗なる一族の真実”を明らかにする。
見ごたえは十二分、見どころはふんだんにある!
上記の豪華キャストはもちろんのこと、舞台がファッションブランドだけありゴージャスかつエレガントなファッションやインテリアなどの映像美も圧巻。
また、音楽(BGM)もとても面白い使い方をしている。
意外なシーンでオペラの楽曲が流れたり、ロックにのせて物語がリズミカルに展開していったり……。
庶民的な娘であったパトリツィアがグッチの御曹司と知り合い、どんどん洗練されていくと同時に野心的になっていく様には目を見張る。
そしてパトリツィアは夫から距離を取られ、一気に転落していくことになるが、一人では落ちていかない。
GUCCIという世界的ブランドごと奈落に落ちてしまうような方法で夫に復讐するという驚きの結末なのだ。
そんな実話に基づいた殺人事件を扱いながら、新年らしい華やかな作品となっている。
監督:リドリー・スコット
出演:レディー・ガガ アダム・ドライバー アル・パチーノ ジェレミー・アイアンズ ジャレッド・レト ジャック・ヒューストン サルマ・ハエック カミーユ・コッタン
2021年 アメリカ 159分 配給:東宝東和
https://house-of-gucci.jp/
2022 年 1 月 14 日 金 より全国公開
関西では、大阪ステーションシティシネマ 梅田ブルク7 TOHOシネマズ梅田・西宮OS イオンシネマ三田WTなどで公開