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【8月プレゼント】京都市京セラ美術館「奥村厚一 光の風景画家 展」 ペア券2名様プレゼント!


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現在、京都市京セラ美術館では 没後50年 生誕120年「奥村厚一 光の風景画家 展」が開催されています。
1976(昭和51)年、京都市美術館では奥村厚一の遺作展を開催し、本展は京都市京セラ美術館においてそれ以来の大規模な回顧展となります。
本展では、奥村厚一の初期から晩年の制作を各時期の代表作で振り返ると共に、京都市美術館などが所蔵するスケッチもあわせて展示します。このスケッチは、日本各地を旅し、厳しい自然や風景と直接向き合い、卓抜な構図と堅実な写生でその姿を克明に捉えた奥村の制作の原点を示すともいえる作品群となります。

▶第1章 画業を追うー官展を舞台に
1928年(昭和3)年、京都市立絵画専門学校を卒業した奥村厚一は、研究科に進学すると共に西村五雲の画塾に入門する。師の下で奥村も、生涯追究し続けた風景という対象に真摯に向き合うことから画業を深めていく。
翌1929(昭和4)年、25歳で第10回帝展に ≪山村≫ が初入選し、その後も入選を重ね、頭角を表していく。写生に基づいた堅実な描写に、詩的情感を伴う作風は、奥村の画壇での評価を高めていく。
戦時中はそれまでの旺盛な制作が一旦は中断するが、戦後すぐの1946年、第2回日展で ≪浄晨≫ が特選を受賞する。奥村が終生好んだ雪景色を題材にした代表作となる。朝晩の冷え込みが一段と進み、カラマツの枝が霧氷で覆われている。空にはうっすらと朝の光が差し始めている。白銀の世界が広がる浄らかな夜明けの情景である。

奥村厚一 《浄晨》 1946年 東京藝術大学蔵

▶第2章 画業を追うー創造美術以降
≪浄晨≫ による特選を経て、中堅実力作家として画壇における地位も確立していたが、1948年(昭和23)年には、旧態依然とした日展を離れ、創造美術の結成に加わる。創造美術は、新しい時代の日本画の創作を実現するために、山本丘人、福田豊四郞ら東京の作家と上村松篁、秋野不矩ら京都の中堅作家13名を創立会員として結成された。
第3回展まで開かれた創造美術は、1951(昭和26)年、洋画の新制作派協会と合流し、新制作派協会日本画部として再スタートする。洋画家との交わりが日本画部の制作にも影響を及ぼしたのか、奥村の作品にも変化が現れるようになる。
特に1950年代以降の作品には、それまでの繊細な描線から太い描線でモチーフが輪郭づけられる。また以前にはなかった風景の断片を切り取る構図、波だけをクローズアップして捉えたり、木立の茂みに焦点をあてたりする構図が現れる。風景の全体を捉えるのではなく、風景に肉薄し、そのリズム、律動、呼吸、命あるものの息遣いを捉えようとする描写に移行するのである。

奥村厚一 《浪》 1955年 文明堂東京蔵

▶第3章 風景と光
奥村厚一は、早い時期から光が風景にもたらす効果に関心を抱いていた。光が風景を一変させる面白さを作品に取り入れることで、奥村の作品にはより深い奥行きが加わる。この章では、奥村の手がけた小品を中心に、作品に満ちる光に焦点を当てる。

奥村厚一 《照る海 潮の岬》 1960-1964年頃

▶第4章 旅とスケッチ
奥村は生来の山好きで、生涯をかけて山を歩き、行く先々の風景を描いたスケッチを数多く残している。
奥村のスケッチはどれも一幅の絵のような完成度を示している。どれも構図が吟味され、山の稜線や木々の緑、勢いのある水の流れ、水に映る絵風景、切り立った岩、段々畑、集落の家々、点景人物などが、克明に捉えられている。空にぽっかり浮かぶ雲、山々を照らす光までも見逃さない。スケッチは時に美しい色彩が添えられる。実際に山を歩き回り、見出した風景の美しさへの画家の感興が、瑞々しく表される。どのスケッチも率直で、真っすぐに自然と向き合い、その強さや深さを全身で受け入れている。自然を生涯の創作のテーマとして追究した奥村の制作姿勢が反映されている。

奥村厚一 《大蛇嵒》 1959年頃 京都市美術館蔵

※すべての画像の無断転載を禁じます

【開催概要】
会 場 :京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階
会 期 :2024年7月19日(金)~9月8日(日)
時 間 :10:00~18:00 *8月30日(金)、31日(土)のみ 20:00まで
休館日 :月曜日 *祝・休日の場合は開館
観覧料 :一般 1,800円、大高生 1,300円、小中学生 1,000円 *すべて税込み
*障害者手帳等のご提示の方は本人及び介護者1名無料(学生証、障害者手帳等確認できるものをご持参ください)
お問合せ先:075-771-4334(京都市京セラ美術館)
公式HP :https://kyotocity-kyocera.museum

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