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【とっておきシネマ】『ミュージカル映画特集 第1弾』

毎週金曜日夜9時からおおくりしているシネマ情報番組「とっておきシネマ」の鳥飼美紀です。
5月に入りましたね。
新型コロナウィルスの影響で、昨年と同様ステイホームの静かなGWを過ごされたと思います。
私は珍しく庭の雑草取りをしたり、花を植えたりして過ごしました。
庭仕事は苦手なのですが、やってみると庭がきれいになったという達成感と爽やかな疲労感があり、たまにはいいものですね。

さて、緊急事態宣言中でほとんどの映画館が休館となっています。
いつものように最新シネマの情報をおおくりしても映画館で上映されていない~という状況。
番組では、緊急事態宣言が解除となり新作映画の上映が始まるまで、過去の映画を色々なカテゴリーに分けて音楽とともにおおくりしていきます。
今週は『ミュージカル映画特集 第1弾』として、誰もが知る名作ミュージカル映画を振り返りつつ、使われた曲をおおくりしました。

➀『雨に唄えば』

サイレント映画からトーキーに移行し始めた頃のハリウッドが舞台。
人気スターのドンとリナは何度も共演し結婚を噂される間柄だが、実際はリナが勝手にドンに熱を上げているだけ。
ある夜、ドンは歌も踊りも上手い新進女優キャシーと出会い、恋に落ちる。
一方、ドンとリナの新作がトーキーで製作されることになるが、リナの致命的な悪声のために試写の評判は惨憺たる結果に。
そこでドンはリナの声をキャシーに吹き替えて製作することを思い立つが……。

トーキー映画黎明期のハリウッドのてんやわんやを、ヒットソングにのせてコメディタッチで描いた傑作。
主題歌は、♪雨に唄えば(Singin’ in the Rain)/ ジーン・ケリー
この映画のために作られた曲ではなく、アーサー・フリード作詞、ナシオ・ハーブ・ブラウン作曲によるポピュラーソングを起用したそうです。
主演のジーン・ケリーが、土砂降りの雨の中でこの曲を歌うシーンは、映画史に残る名場面として語り継がれています。

監督:ジーン・ケリー(主演)  スタンリー・ドーネン
キャスト:ジーン・ケリー デビー・レイノルズ ドナルド・オコナ―
音楽:ナシオ・ハーブ・ブラウン  レニー・ヘイトン
1952年製作/102分/アメリカ

②『王様と私』

時は1862年。夫を亡くしたイギリス人の女性アンナ。
彼女は息子を連れ、シャム王国(現在のタイ)の王子・王女たちの家庭教師としてバンコクへやって来る。
文化や習慣の違いに戸惑うアンナは、尊大で頑固な王様と衝突を繰り返しながらも次第に打ち解けていく。
マーガレット・ランドン著「アンナとシャム王」が原作。
1860年代初頭のシャム(現:タイ王国)のラーマ4世の子供たちの教師となったアナ・リオノウンズの回顧録を基にして書かれた小説だそうです。
ブロードウェイで大ヒットした舞台を映画化し、第29回アカデミー賞で5部門(主演男優/作曲/衣装/美術/音響・録音)に輝いた名作ミュージカル。
舞台版も王様を演じたユル・ブリンナーが、アカデミー主演男優賞を受賞しています。
近年、日本人俳優・渡辺謙さんがブロードウェイで王様役を演じ、トニー賞受賞なるか……と話題になったことも記憶に新しいですね。
おおくりした曲は、オスカー・ハマースタイン2世作詞、リチャード・ロジャース作曲の ♪Shall We Dance?。
とても有名なこの曲は、アンナの台詞はデボラ・カー、その歌唱はマーニ・ニクソンの吹き替え、そしてユル・ブリンナーです。
軽やかで、一緒に踊り出したくなるような素敵な曲ですよね。

監督:ウォルター・ラング
キャスト:デボラ・カー ユル・ブリンナー リタ・モレノ  マーティン・ベンソン  テリー・サウンダース
音楽:リチャード・ロジャーズ
1956年製作/134分/アメリカ

③『サウンド・オブ・ミュージック』

1930年代のオーストリア・ザルツブルグ。
古風で厳格な教育方針のトラップ家に、7人の子どもたちの家庭教師としてやってきた修道女のマリア。
子どもたちに音楽の素晴らしさを伝えようとするが、父親であるトラップ大佐とは事あるごとに意見が食い違い衝突してしまう。
やがて、自分がトラップ大佐に惹かれていることに気付いたマリアだったが、そんな折、トラップ大佐の再婚が決まる。
これもリチャード・ロジャース作曲&オスカー・ハマースタイン2世作詞によるブロードウェイミュージカルを映画化した作品。
「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など劇中で歌われる名曲の数々は、映画を観ていなくても知っている人は多いでしょう。
アカデミー賞では作品賞、監督賞など5部門(編集・編曲・音響)を受賞した名作中の名作ミュージカル。
おおくりした曲は、ジュリー・アンドリュースによる ♪サウンド・オブ・ミュージック でした。
大自然の中で、伸びやかに歌うアンナの姿が印象的です。

監督:ロバート・ワイズ
キャスト:ジュリー・アンドリュース クリストファー・プラマー エレノア・パーカー リチャード・ヘイドン
音楽:オスカー・ハマースタイン2世 リチャード・ロジャース
1965年製作/174分/アメリカ

以上、「ミュージカル映画特集 第1弾」は、懐かしの名作ミュージカル映画を選んでみました。
当時ご覧になった方も、ステイホーム中にもう一度、懐かしい場面に再会してみるのもよいのではないでしょうか?
新作シネマがご紹介できるまで、こんな感じでおおくりしていきたいと思っています。
番組では、あなたの心に残っている映画について、またその作品にまつわるエピソードなどメッセージをお待ちしています。
honey@fm822.com 「とっておきシネマ」係まで!

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