こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
今日の「やまよもやまばなし」は先週に引き続き異業種交流会アウトドア部の窪田さんにお越しいただき、「加西アルプス」について紹介していただきました。
加西アルプスは標高が200m台と低いものの、“アルプス”と名が付く通り岩場が多く、古法華を中心に善防山から笠松山へほぼ東西に岩山が連なっています。
登山口は古法華自然公園にあり、善坊山・笠松山の両方に登ることができます。
まずは善坊山へ。30分ほどで山頂に付きますが道中も展望がよく歩きやすい道です。
善防山の標高は251m!室町時代、山頂に山城があったそう。
昔は樹林で展望がなかったそうですが、2016年に山頂の木々が伐採整備され、現在は素晴らしい展望です。
善防山と笠松山の間にある吊橋は残念ながら現在は通行止め。
本来はここを渡って笠松山に行けます。
今回はいったん下山して古法華寺へ向かいます。
しかしながらこの古法華寺もぜひ訪れてほしいスポットです。
境内には1300年も前に彫られた日本最古級の石仏(重要文化財)があります。
ただし拝観は1週間前までに予約が必要です。(加西観光案内所に電話で申し込み可 0790-42-8823 https://kanko-kasai.com/)
また、古法華寺周辺では七福神の石像や摩崖仏など数多くの石像がみられます。
続いて笠松山に向かいます。
“アルプス”と名が付く通り、岩場がありますが、引っ掛かりもあり登りやすい岩場です。
途中、鎖場もありますが鎖なしでも十分登れます。
長石と呼ばれる凝灰岩の石切場が見られます。岩が大きく露出しています。
笠松山にも30分程度で登れます。標高は244m!
立派な展望台もあり、360度のパノラマ展望が楽しめます。
最後は権現山に向かいます。
笠松山からは1㎞ほど。笠松山から尾根伝いに歩いていきます。
権現山の標高は214mとこちらもかなり低い山です。
山頂に熊野神社があり、神社の裏には古墳もあるそうなのでぜひ覗いてみてください。
権現山を往復して笠松山まで戻り、別ルートで下山。笠松山へのルートは3つあるそうなので別ルートで歩きたいですね。
気軽に岩登りを楽しめるルートです。
歴史好き・お寺好きの方もぜひ足を運んでみてくださいね!
また、大正時代の駅舎が残る北条鉄道(http://www.hojorailway.jp/)を使って電車でゆったり・のんびり電車旅を楽しまれるのもオススメです。
名物駅長に会えるかも?!
【三田からのアクセス】
◎電車の場合
神戸電鉄鈴蘭台駅~粟生駅経由~法華口駅(2時間弱)
法華口駅~善坊山山頂までは約1時間。笠松山を経由して播磨下里駅まで歩くルートを取れば約9㎞、4時間のルートになります。
◎車の場合
中国道加西IC~古法華自然公園 東側駐車場まで約1時間。
【今回のコース】
古法華公園駐車場~善防山ピストン~古法華寺~笠松山~権現山往復~笠松山~古法華公園駐車場
6.8㎞ 3時間半 登り640m 下り641m
今日の放送を下記から聞くことができます。
前半
後半