こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
ここ最近は天気が変わりやすく、まさに「女心と秋の空」状態ですね~
これから山は紅葉シーズンに入りますので、晴れ間を縫って紅葉狩りしたいものです。
さて、今日の「やまよもやまばなし」は相野駅山の会の会長 佐藤さんに紅葉の北アルプス「焼岳」をご紹介いただきました。
ちょうど先週に行かれたそうですが、青空の下、見事な紅葉と絶景を堪能されたそうですよ。
焼岳はいくつかコースがありますが、今回は日帰りできるピストンコースをご紹介いただきました。
山小屋には泊まらず登山口近くの中の湯温泉旅館を起点に温泉も山も楽しめる、アルプス初心者にもおすすめのコースです。
焼岳は名前の通り、火山で山が焼けたように見える活火山です。
現在も水蒸気爆発があり、白い噴煙が上がっています。
立入禁止区域はありますが、危険個所は殆どないそうです。
スタートは中の湯温泉旅館の駐車場(宿泊者のみ利用可)。
登山口にも駐車場はありますが20台ほどしか停められないため、オンシーズンは注意が必要。
中の湯温泉旅館駐車場から登山口までは10分ほど樹林帯を歩きます。
登山口からは緩急のある山道を歩いていきます。
木の根と溶岩で滑りやすいため、雨の日、雨の日の後は特に注意が必要です。
1時間半ほどで樹林帯を抜けて広場に出ると急に景色が変わります!
目の前には青い空、焼岳の双耳峰、ダケカンバの黄色とナナカマドの赤・・・見事な景色が広がります!
10分ほど歩くと下堀沢出合へ。
再び視界が開け、前穂高、明神と穂高の峰、霞沢岳、蝶ヶ岳などが見渡せます。
高度を上げ、森林限界を超えたあたりからは再び景色が変わっていき、クマザサやシラタマノキが増えてきます。
だんだんと植物が減り、ガレ場の道に変化。
焼岳らしい白い噴煙が見えてきます。
次に目指す北峰と南峰の鞍部が遠く感じますが、南には乗鞍岳が見え、飽きさせません。
ガレ場から20分ほどで鞍部に到着。
ここには火口湖である正賀池があります。
だんだんと火山らしい様子になり、白い噴煙の下進んでいきますが、このあたりから硫黄のにおいが・・・!
上高地分岐点では、槍ヶ岳、穂高、上高地の景色が見渡せます。
登山口からコースタイム通りの3時間10分で現在立ち入ることのできる山頂・北峰(標高2399m)に到着!
山頂からは360度のパノラマ展望!
北東には槍・穂高、東南には霞沢岳、南に乗鞍岳、北東には梓川や上高地、下からガスが上がってきたのか、北北西には雲海に浮かぶ笠ヶ岳も観られます。
ここからはピストンで下山。
紅葉をゆっくり堪能しながら降りてこられたそうですよ。
お天気に恵まれ、青い空と絶景、美しい紅葉に心が洗われますね~!
ぜひ見てみたくなりますが、これからのシーズン、北アルプスは雪。
また来年の7月まで心に温めておいてぜひ初夏、秋に登りたいですね!
【登山口までのアクセス】
三田~中国道~新名神道~名神道~東海北陸道~中部縦貫道~高山IC~国道158号線~安房トンネル~安房峠中腹(駐車場) 380㎞ 約5時間
【今回のコース】
中の湯温泉旅館~中の湯新道登山口~下堀沢出合~上高地分岐~焼岳北峰山頂(往復)
距離 8.3㎞、累計高低差 1000m、標準コースタイム 5時間半 (上 3:10/下 /2:20)
佐藤さんのブログはこちらから→ http://dota3eien.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-7cbedf.html
放送を下記から聞くことができます。