みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

今年は、東日本大震災から15年という節目の年です。そこで今回は宮城県登米市で4月19日 日曜に開催される「東北風土マラソン」を紹介します。この大会は、震災後の2014年にスタートしました。震災後、東北の魅力を発信し、交流人口を増やすことを目的に始まった市民参加型のマラソン大会です。

会場は登米市の長沼フートピアトヨテツの丘公園周辺で湖の周りを走る、自然豊かなコースになっています。種目は、フルマラソン、ハーフマラソン、5kmラン、そして親子ランなど。フルの定員は約1000人、ハーフは約3000人ですべて合わせると、最大で5000人規模のランナーが参加する大会です。

コースには東北各地の名産品が提供されるエイドステーションが設けられています。数キロごとに、地元の食材を使った軽食や飲み物が用意され、走りながら東北の「風土」や「食文化」を体感できるようになっています。マラソンの他にも地元グルメの飲食・物販ブースが並ぶ「登米フードフェスティバル」や、東北の日本酒が蔵人と共に集まる「東北日本酒フェスティバル」、被災地の復興状況が見学できるツアー「東北風土ツーリズム」も同時に開催します。走る人だけでなく、観光や食を楽しみに訪れる人も多いのが特徴です。

震災から15年。宮城県では、防潮堤や住宅整備などインフラの復旧はほぼ完了しています。ただし、人口減少や地域のにぎわいづくりといった課題は続いています。東北風土マラソンは、「復興を見に来てください」というイベントというより、「いまの東北を体験してください」という大会です。関西から宮城までは、神戸や伊丹、関西空港から仙台空港まで飛行機でおよそ1時間半です。ぜひ皆さまも観光を兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか。

今回は宮城県登米市で4月19日に開催される「東北風土マラソン」を紹介しました。
ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。今回は宮城県で語られていた民話「親捨て山」です。お話の中に出てくる「おしょってる」は「折っている」、「灰縄千尋(あぐなわせんひろ)」は「灰の縄約1800m」、「すっかげられて」は「ちょっかいをかけられて」、「ねずくり玉」は「曲がりくねった玉」という意味です。
おしまいに、これまで「来てみで東北」をお聞きいただき本当にありがとうございました。東日本大震災の後に始めた番組でしたが、震災から15年たち、この番組も少しだけ新しい形でお届けすることになりました。新しい番組は5月からスタートする予定です。これからも変わらずお付き合いいただけましたら嬉しいです。
