今回の「カフェテラス」の時間は、兵庫陶芸美術館から学芸員の萩原英子さんをお迎えして、現在開催中の特別展「受贈記念 高瀨正義コレクション 兵庫のやきもの探訪-五国の窯場を巡る-」の特徴や見どころなどを解説していただきました。
兵庫陶芸美術館は、「高瀨正義コレクション」として、令和2年から5年(2020~23)にかけて計82件のやきものを受贈しました。丹波焼、王地山焼、篠山焼、三田焼、雲雀丘焼、琴浦焼、打出焼、神戸絵付、出石焼、明石焼、鴨脚焼、鷺脚焼、源谷焼、野田焼、珉平焼、計15件の県内の窯場で生み出された個性豊かなやきものを紹介します。三田焼と王地山焼には、同型の製品が存在することから職人が移動した可能性や土型・陶石などの共有が考えられます。また、出石の盈進社の陶工・柴田善平は、後に姫路で鴨脚焼を焼造し、さらに鷺脚に陶技を伝えています。こうした産地間の技術交流を窺わせる作品も含まれています。(フリーペーパー「HONEY vol.70 夏号」から)
会期は8月25日(日)まで
詳しくは兵庫陶芸美術館のホームページ https://www.mcart.jp/ をご覧ください。
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