【とっておきシネマ】『グリンゴ　最強の悪運男』

サウンドブランチ　鳥飼美紀です。

今週ご紹介した作品は、リベンジ・エンターテインメント『グリンゴ　最強の悪運男』です。

“グリンゴ”とは、スペイン語で「よそ者」を意味するスラングで、アメリカ人を指します。

全く異なる二つの世界、アメリカ・シカゴとメキシコを舞台にどんでん返しのオンパレード！

思い切った復讐劇を、笑っていいのかどうかわかりませんが……ちょっと笑えます。

製薬会社のシカゴ本社とメキシコ工場を行き来し、朝から晩までマジメに働いていたハロルド。

極悪モンスター経営者のリチャードとは友人関係であったが、会社が買収され、ハロルドはクビになることに。

さらに最愛の妻にまで離婚されるが、どうやらそれにもリチャードの陰が……。

人生のどん底に突き落とされたハロルドは、リチャードと、彼の愛人で共同経営者のエレーンへのリベンジを誓う。

メキシコに出張したハロルドは、自分自身の誘拐を偽装し身代金５億円を奪うという計画を立てる。

しかし、ハロルドには会社から死亡保険が掛けられていて、保険金目当てに彼を抹殺しようとリチャードは殺し屋を雇う……。

復讐、報復、仕返し、意趣返し、一矢報いる、一泡吹かせる、リベンジ……見ているうちに色々な言葉が浮かびます.

強欲な経営者、麻薬組織のボス（ビートルズファン！）、運び屋、人道主義者の元傭兵など、色々なキャラクターがハロルドにかかわってきます。

真面目でお人よし、そしてあきらかに負け犬であるハロルドの、一発大逆転でスカッと溜飲が下がるかどうか……どうぞ楽しんでください！

監督：ナッシュ・エドガートン

出演：デヴィッド・オイェロウォ　シャーリーズ・セロン　ジョエル・エドガートン

２０１９年　アメリカ・メキシコ・オーストラリア　１時間５１分　配給：キノフィルムズ

２月７日（金）～梅田ブルク７　神戸国際松竹などで公開されます。

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