こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
秋晴れのいいお天気が続きますね!
まさに山日和!もちろん感染対策、安全対策をした上となりますが、これから秋の山を楽しみたいですね!
さて、今日の「やまよもやまばなし」は相野駅山の会の岸本さんご夫妻にプライベートで行かれた「大普賢岳」をご紹介いただきました。
昨年は相野駅山の会の会長・佐藤さんに秋の大普賢岳をご紹介いただきましたが、今回は夏の大普賢岳です。
大峰山脈に聳える山のひとつ、大普賢岳の標高は1780m。
こちらも修験道のひとつです。
登山口は和佐又山ヒュッテがあった場所。
かつては宿泊できましたが現在は解体工事中とのことでした。
ですが、駐車場は10台ほど停められ、少し先に進むときれいなお手洗いもあり、整備されています。
登山道は整備されています。
最初はなだらかな自然林の歩きやすい道です。
登山道の途中にワニが出現!
まるで本物のワニのよう・・・!
1時間ほどで「指弾の窟」に到着。
この付近からは大岩壁の裾部を巻くように登って行きます。
そして大普賢岳名物?!の長い梯子が登場!とにかく梯子がたくさん!
ですが、急登を歩くより楽なのだとか?!
「朝日窟」を経て「笙ノ窟」へ。
「笙の窟」は「役の行者」が冬ごもりの修行をされた所と言い伝えられ、平安時代から名僧、知識人がこぞって修行されたそうです。
1995年の発掘調査で多数の出土品が発掘され、その中でも「銅造不動明王立像」は現在、奈良国立博物館に寄託されているのだそうです。
「笙の窟」には日蔵上人の和歌も。
「寂莫の苔の岩戸のしずけきに 涙の雨のふらぬ日ぞなき」
物悲しく、修行がいかに大変だったのか想像されます。
最後の窟が「鷲の窟」
中には仏像が三体あります。真ん中が役行者です。
「鷲の窟」を後にして少し登ると「日本岳西部のコル」に出て稜線歩きとなります。
笙の窟尾根とも言われているこの尾根は稜線歩きではありますが、梯子・階段が続きます。
そして梯子を2つ登れば一番の眺望スポット「石の鼻」へ到着!
山並みを一望できるのスポットです。ぜひ立ち寄ってください。
小普賢岳は桟道を通って巻いて行きます。
途中で大峰奥崖道に合流。
右に進むと山上ヶ岳、左に進むと行者還岳と書かれてあり、左の方向に尾根伝いに登ると5分ほどで大普賢岳山頂です。
この日の山頂はガスもあり木も茂っていて残念ながら展望はなかったそうですが、途中の「石の鼻」で景色を堪能したいですね!
累計標高差が1000mもありますが、意外なほど楽に登れるのだそう!
もちろん梯子も三点支持をして足元に注意して登ってくださいね!
【今回のコース】
和佐又登山口~指弾の窟、朝日窟、笙の窟、鷲の窟~笙ノ窟尾根~日本岳西部のコル~石の鼻~大峰奥駆道合流点~大普賢岳(ピストン)
上り:約3時間弱 下り:約2時間 活動時間:5時間弱 累計高低差1000m
【三田からのアクセス】
神戸三田IC~中国道~近畿自動車道~南阪奈道~国道169号線~村道和佐又大峰線~駐車場 約2時間半
下記から放送をお聞きいただけます。