こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
緊急事態宣言中のGW、いかがお過ごしですか？
我慢・我慢というとだんだん辛くなってしまいますが、医療・福祉関係やエッセンシャルワーカーの皆さんはもっと大変だと思います。少しでも思いを寄せて行動できるといいなぁと思う今日この頃です。
さて、今日の「やまよもやまばなし」は相野駅山の会 会長の佐藤さんに丹波の名峰「三尾山（みつおさん）」をご紹介いただきました！
緊急事態宣言下、不要不急の外出はできない状況ではありますが、体を動かすことは体と心の健康にも関わってきます。
なるべく近場で道迷いがなく、安全な山を少人数で（初心者のソロは避けましょう！）歩いてみては？
ということで、今日はピッタリな山でしたね。
三尾山は丹波篠山市と丹波市の境にある山。
三田からは佐仲ダム湖からのスタートが便利です。ダム湖の突き当りに駐車スペースがありますよ。
暫く林道を歩くと昔の西国巡礼道に出ます。
石畳にお地蔵さんや古い石標などが残り、風情のある道となっています。
スタートから30分ほどで佐仲峠に出ます。
するときれいにされたお地蔵さんが。
以前麓にお住いだったご夫婦がお掃除とお花のお供えをされていたのだとか。
お地蔵さんも嬉しいでしょうし、見ているこちらも笑顔になりますね(^^)
登山道に入ると見事な青紅葉のトンネルが！
秋の紅葉期にぜひ訪れたいですね。
尾根道に入ると三尾山の山頂が見えてきます。
三尾山はヒカゲツツジやアセビなども見られます。4月上旬には満開のヒカゲツツジが見られたでしょうね～
スタートから50分ほどで標高586mの三尾山 主峰に到着。
昨年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の影響か木々は伐採され眺望は抜群です！
三尾山は黒井城の支城で、城址となっています。
三尾山の名前の通り、3つの峰がある三尾山。
2つ目の西峰は眺望はありませんが、3つ目の東峰は小さな広場があり、丹波側の眺めが楽しめます。
また、東峰の山頂には「やれやれ地蔵」さんがいます。
「やれやれ、やっと登ってきた」の「やれやれ」？？
こちらも佐仲峠で出会ったご夫妻がお手入れされているのだそう。
再び3つの峰を戻って尾根道を今度は東に進みます。
今回の佐藤さんの一番の目的はイワウチワ。
途中、岩場が多い、アップダウンのある道となっていきます。
絶滅危惧種ともなっているイワウチワ。
咲いている場所は特定されておらず、かなり探されたそうですが北側の急斜面に一面に広がるイワウチワを発見！
イワウチワと言えば、兵庫県であれば氷ノ山などかなり北の方に咲いている花のイメージでしたが、こんなに南でも咲いているのですね！
葉はイワカガミと似ていますが、イワウチワの方が清楚で可憐な感じがしますね～
下山路の途中には覗き岩もあり、なかなか変化に富んでいます。
覗き岩を過ぎればなだらかな道に変化。
分水界の径と言われるこの道は、三尾山だけでなく、鋸山や、黒井城から五台山へのルートなどとも繋がっています。
分水界の径を歩くのも面白そうですね！
林道へ降りてきたらかわいいフデリンドウの姿も。花が多い山ですね！
花あり、岩場あり、眺望ありと三田から近いながらも魅力的な山です。
ぜひ歩いてみてくださいね！
【今回のコース】
佐仲ダム湖畔～佐仲峠～分岐⇔三尾山（主峰、西峰、東峰）～鏡峠（手前分岐）～佐仲ダム湖畔
距離 6.1km 累計高低差 約580m、標準コースタイム 約3時間半
【三田からのアクセス】
三田から176号線北上～丹波大山駅、篠山川を過ぎ、右折し北上～佐仲ダム突き当りに駐車スペースあり（トイレなし）
佐藤さんのブログはこちらから→ http://dota3eien.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-1f4d27.html
下記から今日の放送を聞くことができます。
