こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
長い梅雨が終わり、夏本番となりましたね。
いきなり猛暑日が続き、まだ体が慣れませんね。
自律神経を整えるためにもゆったりぬるま湯につかって、しっかり汗をかく。
そして汗を自然に冷ましてから眠りにつくといいそうですよ。(もちろんクーラーは適宜利用の上で)
さて、今日の「やまよもやまばなし」は山のお話。
異業種交流会アウトドア部の窪田さんに大台ケ原の古道「尾鷲道」をご紹介いただきました。
大台ケ原というと日本百名山の日出ヶ岳を含む東大台の周遊コースを歩くのが一般的で、非常に人気のコースとなっていますが、今回ご紹介いただいた「尾鷲道」はバリエーションルート。
大正年間にできた大台ケ原から尾鷲までの約24㎞の古道です。
1961年に大台ケ原へのドライブウェイが開通するまでのメインルートでしたがその後は荒れて廃道に。
上級者向けの破線ルートだったのが、2012年にボランティアの皆さんによって整備され歩きやすい道に生まれ変わっています。
また、基本的には赤テープを頼りに歩けば道迷いの心配はないそうですが、念のため地図は必ず持参しましょう。
東大台とは違った魅力ある風景が広がっているそうですよ!
今回は大台ケ原の駐車場からコブシ嶺のピストン。
尾鷲辻の東屋の後ろに尾鷲道の入り口があります。
暫くは樹林帯が続きます。
稜線ではなく西側の斜面を歩いていきます。
大台ケ原の有名スポット「大蛇嵓」を遠くに眺めることもできます。
ボランティアの方々が赤いテープを付けてくれています。
また道標もあるので安心です。
尾鷲道には3つのピークがあります。
1つめのピークは道がありませんが、2つめのピーク「地倉山」は登れます。
残念ながら眺望はありません。
雷峠に出ると一気に視界が開けます。
東西両サイドの展望が楽しめます。
また東側には尾鷲湾も臨めます。
ここまで来るとまるでアルプスのように眺望が広がります!
3つ目のピークはコブシ嶺。
実は駐車場より標高が低い1411m。(駐車場は1570m)
ということで、帰路は上りルート。
実は今回の一番の目的はバードウォッチングだった窪田さん。
ご一緒された方が見事にコマドリを写真に収められています。
実際にコマドリを目にして大感動だったそうで、とても素敵な俳句をいただきました。
「駒鳥の嘴震ふ森震ふ」
情景が目に浮かぶようですね!
大台ケ原はコマドリをはじめ、ウグイス、ホトトギス、コゲラ、キセキレイ、カケス、オオルリなど多くの野鳥が見られるのだそう。
標高も高いですし、ゆったりのんびり鳥のさえずりに癒されに歩いてみてはいかがですか?
【今回のコース】
大台ケ原駐車場~中道~尾鷲辻~尾鷲道~コブシ嶺(ピストン)約14㎞ 約5時間 標高差登り746m 下り779m
下記から今日の放送を聞くことができます🎵
※尾鷲道の紹介の中で「尾鷲にある教会までの道」とご紹介がありましたが、正しくは「尾鷲から大台ケ原にある教会までの道」でした。お詫びして訂正いたします。