こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
クリスマスも終わり、もうすぐ大晦日。1年が過ぎるのはあっという間ですね。
昨年に引き続き、今年もコロナ禍にあり思うように山を楽しめなかった時期もありました。
皆さんの山活はいかがでしたか?
さて、今年最後の「やまよもやまばなし」はフィナーレにふさわしく壮大なお話でした!
三田山遊会 代表の横井時人さんにお越しいただき、4年前に行かれた「マチュピチュ遺跡とワイナピチュ登山」についてお話いただきました。
マチュピチュ遺跡があるのはペルー。
日本からアメリカへ渡り、アメリカで乗り継いでペルーへ。20時間超えの大移動!
ですがその苦労が苦にならない素晴らしい景色が待っていたそうですよ!
まずはペルーの首都リマから1時間ほど飛行機に乗り、クスコへ。
こちらはマチュピチュよりも標高の高い3400m付近にあり、更に200m以上高い所に遺跡群があります。。
マチュピチュの標高は2400mほど。高度順化のためにもクスコで1日過ごしたのだとか。
ここもマチュピチュに負けない遺跡群を見られます。
どうやって組んだのか?
大きな長方形の石で作られた城塞がたくさんあります。
日本の石垣とは少し雰囲気が違いますね。
このクスコ遺跡群はインカ帝国の拠点だったのだそう。
お話の中に出てきた「12の角を持つ石」
カミソリの刃1枚入らないといわれるほどピッタリの石組です。
翌日はいよいよマチュピチュ遺跡へ。
マチュピチュへはバスと汽車を乗り継いで。
4泊5日のテント泊で歩く「インカトレイル」もあるのだそう。
横井さんは全くの個人で、1泊2日インカトレイルによりマチュピチュへ。
事前にクスコ、マチュピチュと個人ツアーに申し込んでいたのだそう。
汽車ではクスコから104㎞地点にある「104」という標識のあるプラットホームの無い駅?で下車。
ここがインカトレイルの出発点。つり橋を渡っていよいよスタートです!
緩やかに登っていきます。
スタートから3時間ほどで大きな石組の半円形のすり鉢状の遺跡「ワイナイワイナ遺跡」に到着。
400段以上の石段を登っていきます。
大きな段々畑のような形で、ここでかつては農耕していたのだそう。
ところでペルーで出会う動物は・・・
犬でも猫でも馬でもなく、なんと「リャマ」!
歩いている道の途中でリャマに遭遇とは、なんともペルーらしいですね~!
さぁ、ここからがキツイ登りになります。
急な石の階段を100段ほど息を切らしながら登ると石でできた門が現れます。
そして、この門をくぐると展望台に出ます。
すると、眼下にマチュピチュ遺跡が広がります!!
さらにその奥に翌日登る「ワイナピチュ」の山も見渡せます。
登ってきた苦労も疲れも一気に吹っ飛ぶ圧巻の景色だったそう!
ちなみにこの石の門は「インティプンク」=太陽の門という意味。
展望台となっている場所は太陽を拝む場所なのですね。
この日はいったん村に下りて宿泊し、翌日ワイナピチュを目指します。
ワイナピチュは入山制限があり、1日400人しか入ることができません。
事前に予約をしワイナピチュへ向かいます。
1時間弱の登山ではありますが、マチュピチュよりも標高の高い2600m超え。
しかも急坂を登っていきます。
ですが、こちらも圧巻の景観!前日に登ったインティプンクの台地も見えます。
マチュピチュ・ワイナピチュの「ピチュ」とは「山」の意味、
そして「マチュ」は「老いた」、「ワイナ」は「若い」という意味。
インティプンクが太陽を拝む場所だったのに対し、ワイナピチュは「月の神殿」なのだそう!
なんとも神秘的ですね!
なかなかマチュピチュまでは行ってもワイナピチュへ行かれる方は少ないのではないでしょうか?
私も今回の横井さんのお話で初めて知りました。
ですが、マチュピチュとワイナピチュは「対」になっている峰、ぜひとも2つセットで登りたいですね!
コロナ禍が明けたら海外に・・・という皆さん、計画してみては?
下記から今日の放送を聴くことができます。
詳しい情報やマチュピチュ豆知識もたくさん出てきますよ!