瀬戸内寂聴、井上光晴、そしてその妻──。
実在した人物をモデルに、男女3人の特別な関係を井上夫妻の長女・井上荒野が綴った傑作小説『あちらにいる鬼』を映画化!
11月2日(水)になんばパークスシネマで行われる試写会に3組6名様をご招待!!
【INTRODUCTION】
昨年11月、満99歳で波乱の人生を全うした作家・僧侶の瀬戸内寂聴。
1960年代から人気作家・瀬戸内晴美として活躍した彼女が出家した背景には、同業者で妻子ある井上光晴との恋があった。
出会うべくして出会い、互いにのめり込んでいくふたりと、全てを承知しながら心を乱すことのない男の妻。
『あちらにいる鬼』は、同志にも共犯にも似た不思議な3人の関係を、光晴の長女、井上荒野が書き上げたセンセーショナルな物語。
文学に導かれ、求め合う主人公・長内みはる、のちの寂光に寺島しのぶ、井上光晴をモデルとした白木篤郎に豊川悦司、白木の妻・笙子を広末涼子が演じる。
寺島と豊川は、本作のメガホンを取った廣木隆一監督・荒井晴彦脚本の『やわらかい生活』で初共演を果たして以降、『愛の流刑地』『劇場版 アーヤと魔女 』など何度も共演。
また、主要3俳優に加え、高良健吾、村上淳、蓮佛美沙子、佐野岳、宇野洋平、丘みつ子など、実力派俳優たちが顔を揃えた。
日本を代表する俳優・スタッフが集結し、情愛を超えたその先の境地に迫る、濃密な人間ドラマが完成した。
【STORY】
「髪を洗ってやるよ」。それは、男と女でいられる最後の夜のことだった。
1966年、講演旅行をきっかけに出会った長内みはると白木篤郎は、それぞれに妻子やパートナーがありながら男女の仲となる。
もうすぐ第二子が誕生するという時にもみはるの元へ通う篤郎だが、自宅では幼い娘を可愛がり、妻・笙子の手料理を絶賛する。奔放で嘘つきな篤郎にのめり込むみはる、全てを承知しながらも心乱すことのない笙子。
緊張をはらむ共犯とも連帯ともいうべき 3 人の関係性が生まれる中、みはるが突然、篤郎に告げた。
「わたし、出家しようと思うの」。
瀬戸内寂聴 「あちらにいる鬼」 朝日新聞出版 刊行時の瀬戸内寂聴コメント
作者の父井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった。
五歳の娘が将来小説家になることを信じて疑わなかった亡き父の魂は、この小説の誕生を誰よりも深い喜びを持って迎えたことだろう。
作者の母も父に劣らない文学的才能の持主だった。
作者の未来は、いっそうの輝きにみちている。百も千もおめでとう。
『あちらにいる鬼』試写会
日時:11月2日(水) 18:40開場/19:00開映 <上映時間139 分>
会場:なんばパークスシネマ シアター【1】
(大阪市浪速区難波中 2-10-70 なんばパークス 8F)
『あちらにいる鬼』
2022年11月11日(金)大阪ステーションシティシネマほか全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
出演:寺島しのぶ 豊川悦司 広末涼子 高良健吾 村上淳 蓮佛美沙子 佐野岳 宇野祥平 丘みつ子 ほか
監督:廣木隆一
脚本:荒井晴彦
原作:井上荒野「あちらにいる鬼」(朝日文庫
音楽:鈴木正人
2022/日本/139 分 R15+
WEB:happinet-phantom.com/achira-oni
Twitter:https://twitter.com/achira_oni
ご応募は下記からどうぞ。
締切:10月25日(火)12時 当選者は発送を以って代えさせていただきます。