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【とっておきシネマ】アメリカ映画『オットーという男』

金曜の夜9時からおおくりしている最新シネマ情報番組「とっておきシネマ」の鳥飼美紀です。

今週は、名優トム・ハンクス主演の『オットーという男』をご紹介しました。
原作はスウェーデンの人気作家フレドリック・バックマンの世界的ベストセラー「幸せなひとりぼっち」という小説です。
2015年にスウェーデンで映画化され、5ヶ月を超える大ロングランヒットを記録しました。
そのリメイク版が本作『オットーという男』で、監督は感動のヒューマンドラマがお得意のマーク・フォースター監督。

【STORY】
主人公は、町内イチの嫌われ者で、いつもご機嫌斜めのオットー・アンダーソン。
曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロールし、ゴミの出し方、駐車の仕方、ルールを守らない人には説教三昧。
挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり……と、なんとも面倒で近寄りがたい初老の男である。
そんなオットーが人知れず抱えているのが……喪失感と孤独。
最愛の妻に先立たれ、仕事もなくしたオットーは、自らの人生にピリオドを打とうとする。
しかし、向かいの家に引っ越してきた家族にタイミング悪く邪魔され、死にたくても死ねないオットー。
世間知らずだが、とにかく陽気で人懐っこく、超お節介なメキシコ出身の奥さんマリソルは、オットーとはまるで真逆な性格。
突然訪ねてきて手料理を押し付けてきたり、小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んできたりする。
この迷惑一家の出現により “自ら人生を諦めようとしていた男”オットーの人生は一変していく――。

A Man Called Otto-11330696

【REVIEW】
歳を重ねてから、なんだか不機嫌になっている男性が多い……ような気がする。
「老害」なんて言われて周囲から孤立し、ますます頑なになるようだ。
一説では、不機嫌・イライラの原因は加齢による男性ホルモンの減少とも言われているが、“孤独”も大きな要素の一つだろう。

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主人公オットーは、もともと真面目な性格だが、妻に先立たれて孤独になり、人生に絶望している。
オットーを演じるのは2 度のアカデミー賞®に輝く名優トム・ハンクスで、孤独な老人の心の変化をしっかりと私たちに届けてくれる。
そして、向かいの家に引っ越してきたマリソル役は、メキシコで最も人気のあるコメディ女優の一人、マリアナ・トレビーニョである。
結末の予想できる物語ではあるけれど、この二人のコミカルな争いや関わり合いが大いに観客を楽しませてくれるはず。
さらには観客の多くが、マリソルに振り回されるオットーをいつのまにか好きになっているのではないか……とも思える。
自分の残りの人生を変える大きなきっかけになるのが隣人だとは、思ってもいなかったオットー。
彼が新しい友人をつくり、近所の人たちと繋がっていく姿が私たちにコミュニティの大切さを教えてくれるだろう。

A Man Called Otto

主題歌“Til You’re Home”を歌っているのはセバスチャン・ヤトラとリタ・ウィルソンだが、リタはこの映画のプロデューサーであり、トム・ハンクスの妻。
また、若き日のオットーをトルーマン・ハンクスという俳優が演じていて、なんと彼はトム・ハンクス夫妻の息子なのだ。
そんなプチ見どころも楽しんでいただきたい。

監督:マーク・フォースター
原作:「幸せなひとりぼっち」フレドリック・バックマン著(ハヤカワ文庫)
出演:トム・ハンクス マリアナ・トレビーニョ マヌエル・ガルシア=ルルフォ レイチェル・ケラー
2022年/126分/アメリカ/配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
https://www.otto-movie.jp/
3月10日(金)~全国公開 関西では、大阪ステーションシティシネマ OSシネマズミント神戸 TOHOシネマズ西宮OSなど

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