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【おいしい絵本】「メメンとモリ」/ フラワーゼリー

こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ水曜日担当 ふじたのぞみ です。
梅雨空が続いてすっきりしない毎日、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
少し疲れの出てくる5月に早くも梅雨入りしてしまい、気分が滅入ってしまうこともあるかもしれません。
そこで今回の【おいしい絵本】では、この時期特に大人の皆さんに読んでいただきたい一冊をご紹介しました。

「メメンとモリ」(作/ヨシタケシンスケ、KADOKAWA)

シュールでユニークな絵本でお子さんにも大人気の作家・ヨシタケシンスケさんによる最新作です。
冷静、かつポジティブな考え方の姉・メメン と 情熱家でちょっとネガティブ思考になりがちの弟・モリの日常を切り取ったお話が三つ収められています。
心のモヤモヤを表すように、ぐちゃぐちゃの見開きページがお話しごとの冒頭に挟まれていて、私たちの抱えるものを何となく見透かされているような気がします。

ひとつ目は「メメンとモリとちいさいおさら」。
メメンが手作りしたたった一枚しかないお皿を割ってしまって落ち込むモリ。
それに対して「大丈夫、またつくればいいんだから」と声をかけるメメン。
「どんなものでもいつかは壊れたり無くなったりする」ことを前提に、「ずっとそこにある」ことより「いっしょに何かをした」ことが大事と続けます。

哲学的で難しくも思えますが、読み手がハッとするような言葉の数々が綴られていて、物事の捉え方ひとつで気持ちが晴れることもあるのだと気付かされます。
私のおすすめは「メメンとモリときたないゆきだるま」。
姉弟が作ったものの汚く仕上がってしまった雪だるまの「心」を描いています。
切なく悲しいけれど、誰かの為に何かをすることが自分の為に繋がる喜びを感じられる優しいお話です。
どのお話もお子さんには「難しい」と感じられるかもしれませんが、お子さんも大人の方も、まずは頭を空っぽにして読んでみて欲しいと思います。
「何のために生きているか」この絵本を読むことで何か答えを見付けられなかったとしても、きっと良くて、メメンやモリ、時に雪だるまが紡ぐたくさんの言葉の中に皆さんにとっての希望が見付けられるかもしれません。
また、テーマは重く感じるかもしれませんが、描かれるイラストは、ヨシタケシンスケさんらしい可愛くひょうきんな感じで、時にシュールな表情を見せてみたり、うまく中和してくれています。
モヤモヤをすっきりさせるというより、自分の中のモヤモヤに気付くことが出来たり、物事に対するアプローチを変えてみる一歩になるような気がします。
ぜひ一度、心をまっさらにして読んでみてくださいね。

☆フラワーゼリー
今回は絵本からではなく、気持ちを爽やかにしてくれそうなひんやりスイーツレシピをご紹介しました。お好みでアレンジして、目でも楽しんでくださいね♪

(材 料)沸騰させたお湯 200cc、粉ゼラチン 5g、ガムシロップ 2~3個、レモン汁 少々、エイディブルフラワー
(レシピ)➀エイディブルフラワーをきれいに洗って、軽く水気を切っておく
➁ボウルに沸かしたお湯、ガムシロップ、レモン汁を入れて混ぜ、粉ゼラチンを振り入れる
➂ゼラチンがふやけたら混ぜてよく溶かす
➃ガラスの器に➂のゼリー液を流し入れ、➀のお花を飾り入れていく
➄お花が浮いてくるようであれば上から更に液を入れ、粗熱を取って冷蔵庫へ

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