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エンターテインメント

【とっておきシネマ】スペイン映画『ミツバチと私』

金曜の夜9時からおおくりしている最新シネマ情報番組「とっておきシネマ」の鳥飼美紀です。
2024年もどうぞよろしくお願いします。
さて、本年最初の「とっておきシネマ」は、現在順次公開中のスペイン映画『ミツバチと私』、1月12日公開の日本映画『カラオケ行こ!』の2本をご紹介しました。
まずは、“本当の自分”を探す子どもの葛藤と、その子に優しく寄り添う家族の姿を描いたスペイン映画『ミツバチと私』です。

© 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

【STORY】
夏のバカンスでフランスからスペインにやってきた、アネと3人の子どもたち。
末っ子のココ(バスク地方では“坊や”を意味する)は、男性的な自分の名前“アイトール”や愛称のココと呼ばれることに抵抗感を持っている。
彼は自身の性をめぐる周囲からの扱いに困惑し、悩み、心を閉ざしていた。
アネの叔母が営む養蜂場でミツバチの生態を知ったココは、ハチやバスク地方の豊かな自然に触れることで心をほどいていく。
ある日、自分の信仰を貫いた聖ルチアのことを知り、ココもそのように生きたいという思いが強くなっていくのだが……。

【REVIEW】
主演ソフィア・オテロの演技が絶賛され、第73回ベルリン国際映画祭で、史上最年少の最優秀主演俳優賞受賞という快挙を成し遂げた。
トランスジェンダーの悩みを抱える子どもをめぐって、周りの家族たちの関係性や考え方が描かれている。
特に印象的だったのは、母親の叔母ルルデスとアイトール(ココ)が池で泳ぐシーン。
アイトールの心をほぐすきっかけとなる、優しく素敵なシーンだ。
母をはじめとする周りの大人たちが主人公を否定せず、戸惑い葛藤しながらも、彼を受け入れ理解しようとすることが嬉しい。

監督・脚本:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
出演:ソフィア・オテロ パトリシア・ロペス・アルナイス アネ・ガバライン
2023年/スペイン/128分
配給:アンプラグド  https://unpfilm.com/bees_andme/
2024.1.5(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中
関西は、1月5日~京都シネマ シネ・リーブル梅田 1月12日~シネ・リーブル神戸

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