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きてみで東北

【内藤美保のきてみで東北】6月22日(土)東北のあじさい名所を紹介

みなさま「おばんです」
山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。
この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。

さて、今日は、前回に続き、これから見ごろを迎える東北のあじさいの名所を紹介しましょう。まずは、秋田県男鹿市の雲昌寺です。雲昌寺の副住職 古仲宗雲さんが15年を超える歳月を費やし手塩にかけて育てたアジサイの群生が見事に咲き誇ります。たった1株から1500株以上に株分けしたアジサイは独自の育成方法によって、1株につく花の数が多く、満開の頃には境内一面が青色に染まります。青一色にこだわり、まさに絨毯のように一面に咲き誇るアジサイの奥には北浦の港町、そして男鹿の海が広がり、ここでしか見ることの出来ない風景を作り出しています。アジサイの見ごろは、例年6月中旬から7月上旬にかけて。また、境内のあちこちにハート型の敷石がさり気なく設置されていて、7個全部見つけることができると願いが叶うといわれています。あじさいが咲いている期間は、夜にライトアップも行われています。

次は、岩手県一関市のみちのくあじさい園です。6月下旬から約1ヶ月間、杉山の小路は色鮮やかなあじさいの花に彩られます。東京ドーム3個分以上の広大な杉山に500種約6万株のあじさいが植栽されていて次々と咲き誇ります。早咲きの山あじさいから遅咲きの西洋あじさいまで、日を追って色・形を変える、まさに変幻の花「あじさい」の魅力をお楽しみいただけます。約15ヘクタールもの杉林には「くれないコース」「奥姫コース」「健脚コース」の三つの散策コースがあります。また、園内を一周できるカートも用意されているので、高齢者や歩行が困難な来園者も気軽にあじさい観賞が楽しめます。園内には食事処や休憩所もあり、ひと息つきながらゆったりと過ごせるのも魅力です。

最後は、青森県の津軽半島の北部にある三厩駅から龍飛崎までの約15km にわたって伸びる「アジサイロード」です。7月下旬から8月上旬が見頃になっていてこれほど長距離にわたり、道沿いにアジサイが咲き乱れる風景はここだけです。カーブを曲がるたびに目に飛び込んでくる色鮮やかなアジサイはまさに絶景です。龍飛崎は津軽海峡に突き出た岬で、津軽国定公園の一部です。展望台龍飛崎灯台を中心に一周約1kmの海岸遊歩道があり、晴れた日には北海道の松前半島や函館山が見渡せます。龍飛崎の周囲には、青函トンネル記念館、日本で唯一の階段国道、津軽海峡冬景色歌謡碑などの観光スポットもあります。

今回は東北のあじさいの名所を紹介しました。


ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。
今回は岩手県で語られていた民話「雀酒」をお送りします。

お話に出てくる
「投げだ」は「捨てた」
「飴くさく」は「発酵して味が変わる」
「つんむぐれんこ」は「ひっくり返って」という意味です。

ハニーFMポッドキャストで配信しています。(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

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