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きてみで東北

【内藤美保のきてみで東北】9月28日(土)配信 秋田県湯沢市 全国まるごとうどんエキスポ2024

みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

さて、今日紹介する東北の話題は、10月5日土曜と6日 日曜に秋田県湯沢市で行われる「全国まるごとうどんエキスポ2024」です。

このイベントは、日本三大うどんのひとつである「稲庭うどん」の地元、秋田県湯沢市に、全国各地のうどんを集結させ、うどん食文化を通じて、地域の垣根を越えた連携を生みたいと、2011年から始められた「食のイベント」です。東日本大震災からの復興の先駆けとして、湯沢の地域、市民が一丸となって「湯沢の魅力」を打ち出して、そのパワーを秋田から東北、そして日本に広げていこうと始められました。今回も北は北海道から南は長崎まで12種類のご当地うどんが勢ぞろいします。イベントでは、ご当地うどんグランプリや、秋田の夏祭りでおなじみの竿燈演技、地域の特産品を集めたマルシェなど多数の催しが行われます。

ここで、いくつかのご当地うどんを紹介しましょう。まずは、今回初出店の徳島県の「徳島オカベの麺」です。オカベの麺は、 徳島県つるぎ町の半田地区で株式会社オカベが製造・生産している、手延べの半田そうめんです。江戸時代から約300年続く歴史があり、他の手延べ麺に比べてひと回りほど太く、コシが強く、のびにくく、つるりとした喉ごしが特長の半田そうめんです。どのようなトッピングで出品されるのか楽しみですね。
次は、山形の「ひっぱりうどん」です。名まえの由来は、めんをゆでた鍋から食べる人自身が直接‘ひっぱり’上げ、好みのたれにつけて食べるところからつけられました。地元では「納豆とさば缶のしょうゆだれ」で食べるのが一般的です。そして、茨城県の「塩ホルモンうどん」はブランド豚のホルモンと野菜を塩とにんにくベースのスープで煮込んでいるのが特徴です。トロトロになるまで煮込んだホルモンとスープに溶け出した野菜の旨味が味わえます。
北海道の「純雪うどん」は、北海道産の小麦粉とオホーツク海の塩を贅沢に使用したうどんと、かつおと昆布の旨みと知床・標津産の鮭節を使っただしに、ホタテの天ぷらがトッピングされた、北海道の味わい豊かなうどんです。
他にも大阪の「かすうどん」は大阪河内地方の郷土料理で、うどんに油でじっくりと揚げた牛のホルモン(かす)がトッピングされています。

このように、どれもこれも美味しそうなうどん12種類が味わえます。1セットで4杯分の「うどん食事券」が販売されています。前売り券は1800円、当日券は2000円です。今回は10月5日と6日に秋田県湯沢市で行われる「全国まるごとうどんエキスポ2024」を紹介しました。

ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。今回は宮城県で語られていた民話「子の寿命」です。

お話の中に出てくる
「授げでけらせ」は「授けてください」
「あつこどなんで」は「心配なので」
「ごせっぱらやげで」は「腹がたって」という意味です。

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