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きてみで東北

【内藤美保のきてみで東北】10月26日(土)配信 福島県二本松市「第68回二本松の菊人形」

みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

さて、今日紹介する東北の話題は、福島県二本松市で11月20日 水曜まで行われる「第68回 二本松の菊人形」です。福島県立霞ヶ城公園で開催される「二本松菊人形」は、色とりどりの菊を身に纏った百体以上の人形が展示されます。この地方では藩政時代から菊の愛好家が多く、昭和初期から菊人形が街に飾られていました。その後、昭和30年から菊人形展が始まり、回を重ねるごとにスケールと豪華さが増し、今では日本最大の菊の祭典と定評を得るまでになりました。会場に入ると黄色・ピンク・白など、色とりどりの菊で会場が埋め尽くされます。菊人形は毎年違ったテーマが設定されるため、訪れるたびに感動を味わうことができます。今年はNHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公「紫式部」がテーマです。華やかな貴族社会や文化をイメージした七場面を設け、25体の人形を展示しています。菊人形に使われる菊は茎が柔らかく、曲げても折れにくい特性をもっていて「人形菊」と呼ばれたりもするそうです。

二本松では一年間を通して菊人形に使われる「人形菊」を大切に育てています。美しい菊人形は、一体あたり500~600本の菊を使います。熟練の職人の方でも、一日に一体着せるのがやっとだそう。菊人形は1週間から10日で、新しい菊を使い、何度も着せ替えを行います。先週は白い着物だったのが、今週は黄色い着物に衣替え、といったように違うデザインを見ることが出来ます。菊の生花を大量に使って人形を制作する技術は並大抵のものではないため、二本松市では菊人形の技術をもった後継者の育成にも力を入れているそうです。

会場は菊人形ゾーン・菊花ゾーン・ガーデンゾーンの三つに分かれています。菊花ゾーンでは、県内の品評会に出品された菊がずらりと並びます。とても華やかで迫力がある「千輪咲」はドーム型にたくさんの菊が咲いています。根本を見ると、千輪もの菊の花が1本の茎から枝分かれして咲いているのがわかります。職人さんが2年という長い時間をかけて、この日のために作品を仕上げるのだそうです。まさに職人の技ですね。「二本松の菊人形」は、もみじも色づく時期に開催されるので、会場は秋色と菊のカラフルな色合いで盛り上がります。

今回は福島県二本松市で11月20日まで行われる「第68回 二本松の菊人形」を紹介しました。ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。今回は福島県で語られていた民話「鳥呑み爺」です。

お話に出てくる
「いまちいとして」は「もう少しやって」
「なじょにする」は「どうしたものか」と言う意味です。

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