こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当 藤元愛です。
今日の「やまよもやまばなし」は異業種交流会アウトドア部の窪田さんにお越しいただき、滋賀県甲賀市の山「飯道山」をご紹介いただきました。
飯道山は山中に行場が数多くあり、修験道を極める山岳信仰の拠点として栄え、さらに修験者が甲賀忍者のもとになったのだとか!
歴史に彩られた山でもあります。
今回はJR貴生川駅からスタート!
駅の近くには道標が立っています。非常にわかりやすいですね。
駅から要所要所に看板があるそう。
地図もわかりやすく、登山者にとってやさしい山ですね~!
登山口からは傘をさしても歩けるくらいのなだらかな道が続きます。
特徴的な「ヒグマの木」
ヒグマが立っているような姿に見える?!
岩壺不動尊の近くには休憩所があります。
杖の権現茶屋休憩所は山頂まで500mのところ。屋根付きなので雨の日も暑い日も安心です。
ここからようやく急坂になります。
飯道山山頂に到着!標高は664m。
2等三角点とベンチがあります。
天気が良ければ琵琶湖方面が望めるそう!
山頂は一ノ峰、続いて二ノ峰へ向かいます。
二ノ峰までの道にはまるで城跡のような山岳寺院の遺構が!
中世から近世のもので、最盛期には20か所あまりの坊院が立ち並んでいたのだそう。
しかし、飯道寺は明治時代の廃仏毀釈により廃寺になっています。
二ノ峰山頂にある飯道神社本殿。
本殿は国の重要文化財となっていて、本殿の裏に行場があり、岩渡りや胎内くぐり体験ができます。
本殿裏にある磐座。
巨大な石は古代の磐座信仰の対象になったと思われます。
下山地はもうひとつの見どころである紫香楽(しがらき)宮跡。
田んぼが広がるこの一帯も宮の跡なのだとか!
広さはなんと19.3ヘクタール(甲子園球場5個分)です。
紫香楽宮は聖武天皇が744年~745年5月にかけて正式な都としたのですが、山火事や地震のため平城京へ戻ったのだとか。
1年半ほどの間の都ですが、どんな都が築かれたのか、歴史を想像しながら歩きたいですね。
信楽というとタヌキ、甲賀というと忍者!というイメージですが、こんな立派な山と歴史的遺構がたくさん残っているとは興味深いですね!
信楽鉄道は現在NHKの朝ドラ「スカーレット」のラッピング電車も走っています。
電車好きの皆さんもぜひおでかけくださいね。
また、窪田さんの行かれたお宿「いろり~な」もお料理がおいしくてオススメだそうですよ!
https://irorina1017.amebaownd.com/
日帰りで十分に行ける山ですが、宿泊と組み合わせてのんびりハイキングもいいですね。
【今回のコース】
JR貴生川駅~25分~登山口~1時間10分~飯道山山頂~20分~飯道神社~2時間~紫香楽宮跡
13㎞ 登り626m 下り504m 約4時間(休憩時間含まず)
【三田からのアクセス】
JR草津駅で草津線に乗り換え貴生川駅まで(三田から約2時間半)
帰りは 紫香楽宮跡駅から貴生川駅まで信楽高原鉄道
下記から今日の放送を聞くことができます。
前半
後半