こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
昨日は「山の日」だったのですね～私は全く山にも登らず相変わらずおこもり生活が続いています。
今日も行きたい山が増えてしまいました(笑)！
今日の「やまよもやまばなし」は相野駅山の会 会長の佐藤さんにお越しいただき、6月に行かれた新緑の美しい山「百里ヶ岳」をご紹介いただきました。
滋賀県高島市と福井県小浜市の県境にある関西百名山のひとつです。
標高は931.3ｍ、なんと六甲山と同じなんですって！
ブナやミズナラ、カエデなどの自然林、イワカガミ、シャクナゲなどの花々、イヌワシやニホンカモシカといった天然記念物がいるなどとても自然豊かな山です。
また、織田信長と朝倉義景が戦った「金ヶ崎の戦い」に所縁もあります。
百里ヶ岳は高島トレイルの中心的な山でもあるため、登山口は福井・滋賀両県から合わせて5つ。
もちろん高島トレイル縦走路としても歩けます。
今回は一番ポピュラーな「百里新道」からスタート！
登山道に入ってすぐ道の両側にはイワカガミの群生が！
5月頃に訪れたいですね～！
またブナの自然林が広がり、新緑・紅葉シーズンと楽しませてくれそうです。
軽いアップダウンを繰り返し快適な道を歩いていくと小さな岩場が。
ここから目指す百里ヶ岳が望めます。
分岐点に出て高島トレイルに合流します。
この尾根道からは琵琶湖、伊吹山、比良山系の山々が見渡せます。
山頂手前で唯一の補助ロープが出てきますが、基本的には快適な歩きやすい道が続きます。
コースタイム3時間のところを1時間45分で山頂に到着！
「百里ヶ岳」とは「山頂に立てば百里四方が見渡せる」という意味だそうですが、残念ながら周りは木々が伸び景色は見渡せません。
下山はしばらく同じ稜線を歩いて百里新道の分岐を高島トレイル方面に入ります。
途中、杉の植林帯に入りますが、多くの杉の樹皮が剥がされて大変な姿に！
なんと熊の仕業だとか・・・生々しい傷があちこちにあったそうです。この道も熊鈴必携ですね！
高島トレイルから今度は鯖街道を下っていきます。
根来坂峠はかつての若狭越えの峠道で鯖街道の一つです。
若狭と京をつなぐ最短路で「京は遠ても十八里」と言われたのだそう。
旅の安全を祈願する地蔵菩薩や経塚が残ります。
また、1570年の「金ヶ崎の戦い」で織田信長軍が朝倉・浅井軍に挟み撃ちに遭い、この根来坂を敗走したのだとか。
大河ドラマ「麒麟が来る」ではどのように描かれるのでしょうか？！
鯖街道は林道と並行している歩きやすい道です。
ここでも途中イワカガミやコアジサイなどが見られます。
小入谷の集落に入り登山口へ戻ります。
休憩を入れても5時間ほどのコースです。
イワカガミのシーズンはもちろん、初夏の新緑、秋の紅葉や雲海、そして冬にはスノーシュー登山も楽しめるそうですから四季を通じて歩いてみてはいかがでしょうか？
【今回のコース】
小入谷越～百里新道～百里新道分岐～高島トレイル～百里ヶ岳～百里新道～百里新道分岐～高島トレイル～根来坂峠～旧鯖街道～小入谷～小入谷越
約9.5㎞ 累計高低差810m コースタイム6時間
（ガイドブックなどでは6時間とありますが、今回佐藤さんたちは休憩を入れても5時間程度だったそうです）
【三田からのアクセス】
舞鶴自動車道 小浜ICを南下～国道303号線 約170㎞
または 名神自動車道 京都東IC～湖西道路を北上 約160㎞
いずれも2時間40分ほど
舞鶴道・名神経由どちらでも行けますが、道の混まない舞鶴道がおすすめです。
佐藤さんのブログはこちらから→ http://dota3eien.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-a0e21a.html
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