あけましておめでとうございます。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
皆様、今年のお正月はいかがお過ごしでしたか?
私は例年通り駅伝三昧の3日間でした!
さて、今日の「やまよもやまばなし」は初めてのゲストの方をお迎えしました。
関西学院大学 ワンダーフォーゲル部コーチで関西学院大学大学院研究員の竹内さんにお越しいただき『妙高戸隠連山国立公園ロングトレイル構想について』お話いただきました。
近年、山登りというと山頂を目指す所謂「登山」のほかに「京都一周トレイル」や「高島トレイル」のように「トレイル」という言葉もよく聞かれるようになりました。
「トレイル」は必ずしも山頂を目指すものではなく(通る場合もある)、里山に近いため、山も含めてその周辺の地域もともに楽しめる山旅スタイル。
今回お話いただいた『妙高戸隠連山国立公園ロングトレイル』は、高妻山、妙高山、火打山、雨飾山の4つの日本百名山を含む、全長120kmにも及ぶ道となります。
このロングトレイルは南北と東西の道がT字の形で交わるもので、南北の道は長野県の善光寺から戸隠神社を結ぶ古道「祈りの道」から笹ヶ峰へ向かう道、東は野尻湖から斑尾山に向かい「信越トレイル」と合流、西は小谷温泉から雨飾山の山裾を通って日本海に向かい、「塩の道トレイル」に合流する大構想です。
5年ほど前に竹内さんの古くからのご友人で「山の庭タンネ」のご主人・里野龍平さんの発案で始まったロングトレイル構想。
現在は環境省と地域の方々をはじめ、竹内さんが指導する関西学院大学ワンダーフォーゲル部の皆さん、京都大学山岳部の皆さんと活動を共にしています。
戸隠には関西学院大学ワンダーフォーゲル部の山小屋があり、日ごろお世話になっている地域の皆さんへの恩返しの気持ちを込めて部員の皆さんも活動をスタートされたのだとか。
そして京都大学山岳部の山小屋も笹ヶ峰にあり、協力を仰ぐことになったのだそう。
もちろん、国立公園の中のトレイル整備ということですので環境省の方々が中心になって踏査活動を行っています。
かつての古道ということもあり、町石や道標などが残っています。
地道に作業を続け、整備された道は、光が入り歩きやすい登山道に・・・!
現在は南北の道、東側の道の踏査がほぼ終わっていますが、西側は雪が深くなかなか踏査が進んでいないのだそう。
時には道がわからないことも・・・行って戻ってリボンを付けるといった活動を繰り返して歩けるルートを考えていきます。
昨年はコロナ禍にあり、なかなか整備が進まなかったそうですが、地道な作業を続ける皆さんにぜひエールを送ってくださいね!
そしてロングトレイルができた暁にはぜひ訪れてみてください。
下記から今日の放送を聞くことができます。
経緯やロングトレイルの詳しい道についてはぜひ放送をお聞きくださいね!