こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
弥生三月に遂に突入!
例年、春めいてくると雪が恋しくなるのですが、最近は暖かい春の雪山もいいなぁ~と思うようになりました。
そしてもちろん、春の花々が咲きだすとウキウキしますね!
今日の「やまよもやまばなし」は異業種交流会アウトドア部の窪田精一郎さんにこれからのシーズンにもオススメ!歴史ウォークも楽しめる「大和三山」をご紹介いただきました。
「大和三山」は奈良県橿原市にある「畝傍山」「香具山」「耳成山」のこと。
持統天皇が遷都した藤原京の中にすっぽりと収まるように3つの山があります。
いずれも標高が低く(140m~200mほど)、簡単に登れてしまいますが、3つの山全てと山々を結ぶ道に歴史的スポットがたくさんあり、6時間ほどの予定で歩かれる方がいいそう。
最寄駅は近鉄橿原神宮駅。
車でも行くことができます。(橿原神宮駐車場は1日500円、三田からなら車の方がアクセスよし、とのこと)
まずは橿原神宮へ参拝です。
日本建国の地ともいわれる場所です。
ここから最初の山「畝傍山」に登ります。
橿原神宮の北神門を出たところに畝傍山への登山口があります。
畝傍山の山頂からは金剛山、葛城山などの山々、香具山も見渡せます。
畝傍山下山後は神武天皇陵や橿原考古学研究所付属博物館へ。日本の歴史に触れることができます。
ちなみに、橿原考古学研究所付属博物館では、3月21日まで「国宝高松塚古墳壁画発見50周年記念展『よみがえる極彩色壁画』」を開催中です。
続いての香具山に向かうまでの見どころは本薬師寺跡。
薬師寺の前身にあたりますが、今は建物はありません。
天武天皇が皇后の持統天皇の病気治癒を願って造られたのだそう。
そして香具山へ。
香具山といえば持統天皇の歌「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香久山」が有名ですね。
西側中腹から大和平野、畝傍山などが見渡せます。
続いて畝傍山に行くまでに登場するのが藤原宮跡。
持統天皇が694年に飛鳥から藤原の地へ遷都しました。
持統天皇から文武天皇、元明天皇と3代宮殿がありましたが、遺跡はなく赤い柱があるのみです。
広い平野に建つ赤い柱と大和三山が見渡せ、万葉の歴史を感じさせます。
北側に位置する醍醐池の北側には25,000㎡もの広さの菜の花畑があり、4月上旬には桜並木と菜の花を見ることができるのだそう。
(写真は2月撮影)
そして最後は耳成山。
山頂からの展望はあまりなく、香具山方面が見えるのみ。
中腹には耳成山口神社があります。
そして最後の最後のお楽しみ!
近鉄大和八木駅南側にある老舗のだんご屋「だんご庄」
米粉が原料のシンプルなおだんご。美味しいと評判でいつも列ができているのだとか!
歩き疲れた後の甘いもの、最高ですね!
【今回のコース】
橿原神宮(駐車場)~畝傍山~橿原考古学研究所付属博物館~本薬師寺跡~香具山~藤原宮跡~耳成山~大和八木駅
距離:約14㎞ コースタイム:5時間(見学スポットが多いので多めに時間を見てくださいね!)
参照:近鉄てくてくまっぷ 大和三山回遊コース
下記から今日の放送を聞くことができます。