みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。
さて、今日紹介する東北の話題は、福島県いわき市にある水族館「アクアマリンふくしま」です。
福島県沖の太平洋は、「黒潮」と「親潮」がぶつかりあう場所で、豊富なプランクトンを求めて多くの魚が生息する「潮目」といわれる重要なポイントです。
そんな魚の宝庫でもある豊かな海を見事に再現した見所いっぱいの施設です。
「アクアマリンふくしま」の目玉は2階から4階まで吹き抜ける大水槽です。
中央には世界で初めて採用されたという三角トンネルがあります。
大水槽の右側には黒潮の海、左側には親潮の海が再現されていて、異なる世界を同時に見ることができます。
また、屋外の施設、「じゃぶじゃぶ めぐりの海」は、4500㎡という広大な人口浜で、ヒトデ・ナマコ・アメフラシ・小魚・貝など多くの生物に出会うことができます。
裸足で水に入って、生き物を探して、見て、触れて、自然を体験することができます。
潮の干潮に合わせて、見える生物が異なったり、実際にヒトデや貝に触れることができたりと、楽しみがいっぱいです。
また、「びおびお つながりの里」では、田んぼや小川といった里地の水辺を再現しています。
ここでは、メダカやタナゴ・ドジョウ・カエルといった身近な生物に出会うことができます。
この夏、開館25周年を記念して、屋外の体験型展示の新エリア「わくわく・はじまりの森」が7月12日にオープンしました。
里山で暮らす動物を観察したり人工の川に入って遊ぶことができ、親子で本格的な自然体験ができます。
「アクアマリンふくしま」は見るだけでなく、実際に触れて体験できる家族みんなで楽しめるスポットです。
ぜひ、夏休みに訪れてみてはいかがでしょうか。
今回は福島県いわき市にある水族館「アクアマリンふくしま」を紹介しました。
ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。
今回は岩手県で語られていた民話「酒っコ飲むざしきわらす」です。
お話に出てくる「ちせぇわらすコ」は「小さな子ども」、「おっかなぐねぇ」は「こわくない」という意味です。