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きてみで東北

【内藤美保のきてみで東北】1月11日(土)配信 山形県庄内地方の冬の味覚「寒鱈汁」通称「どんがら汁」

みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。
この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

今日紹介する東北の話題は、山形県庄内地方の冬の味覚「寒鱈汁」通称「どんがら汁」を紹介しましょう。
どんがら汁は、タラを使用した山形県庄内地方の郷土料理です。
「鱈汁」は一年を通して食べられますが、冬の産卵期を迎える「タラ」が特においしいことから「寒ダラ」と呼ばれています。
その「寒ダラ」で作った「寒鱈汁」を食べるのが、庄内に住む人々の冬の楽しみになっています。
重さが7キロ~10キロにもなるという大きな「寒ダラ」をまるごと汁に入れて味わいます。
味噌をといた鍋で肝を煮込んで味を出し、しばらく煮たら身を入れます。そして最後に白子と豆腐とねぎを入れて味を調えて完成。

このまま食べても良いのですが、本場の味を味わいたいなら、岩ノリのトッピングが必須です。
この料理は漁師の皆さんが船上や浜辺で食べていたのが始まりです。
「どんがら汁」の名の由来は寒鱈の「身とガラ」を使うことから「胴殻(どうがら)」が変化したとされ、
魚を余さず丸ごと食べる庄内地方の漁師料理として古くから伝えられてきました。
庄内地方では各家庭で食べられているほか、例年各地で「寒鱈まつり」が開催されており、どんがら汁を味わうことができます。
鶴岡市では1月19日 日曜に銀座商店街で酒田市では1月26日 日曜にさかた海鮮市場他で「寒鱈まつり」が行われます。

また、寒ダラの生たらこで作った「こんにゃくのたらのこ炒り」もこの時期ならではの郷土料理です。
作り方は、乾煎りした糸こんにゃくに酒、砂糖、出汁、しょうゆで味を含ませてから、生たらこを入れて、水分が無くなるまで炒めるだけの簡単料理です。
こんにゃくを乾煎りして水分を抜いてぷりぷりにするのがおいしく作るコツです。
醤油を控えめにすれば、塩漬けのたらこでも作れます。

今回は山形県庄内地方の冬の味覚「寒鱈汁」通称「どんがら汁」を紹介しました。
ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。今回は宮城県で語られていた民話「大歳の火」です。

お話に出てくる
「ふくじ」は「焚き付けのわら」
「なじょすっぺや」は「どうしようかと」
「菰包み」は「むしろの包み」
「ふぐしぐなった」は「金持ちになった」 と言う意味です。

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