みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。
さて、今日紹介する東北の話題は、6月13日金曜から15日 日曜まで大阪・関西万博のEXPOアリーナで行われる「東北四季の彩り&東北絆まつり」です。
東日本大震災の復興と鎮魂をテーマに東北六県の県庁所在地持ち回りで行われてきた「東北絆まつり」。
今年は大阪・関西万博で開催されることになりました。
今回も「多彩な東北が、熱い絆でひとつになる」をスローガンに世界的に注目が集まる大阪・関西万博への参加を通して、
東日本大震災のときにいただいた世界中からの支援への感謝の思いと、未来に向かって前進する東北の姿を発信し、
また、東北が世界に誇る「食」や「自然」などの観光コンテンツをPRすることで、万博の来場者をはじめ、国内外から東北地域への集客を促進し、東北地域の活性化を目指し開催します。
ここで、まつりに参加する東北六まつりを紹介しましょう。
まずは、青森の「青森ねぶた祭」。
七夕祭りの灯篭流しの変形ともいわれる大型ねぶたがお囃子と「ラッセラーラッセラー」とねぶたの周りで飛び跳ねる「ハネト」とともに出陣します。
秋田の「秋田竿燈まつり」は、真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事として宝暦年間からの歴史を持つお祭りです。
高さ12m、重さ50㎏もの竿燈を操る妙技は圧巻です。
続いて岩手の「盛岡さんさ踊り」。
岩手県名の由来ともいわれる三ツ石神社の鬼退治伝説から始まったとされる踊りで、和太鼓同時演奏の世界記録を持つ太鼓の音が会場内に響き渡ります。
そして、山形の「山形花笠まつり」。
艶やかな踊り手の「ヤッショ、マカショ」の掛け声と花笠太鼓の勇壮な音色とともに華麗な群舞が繰り広げられます。
宮城の「仙台七夕まつり」は、伊達政宗公の時代より続く、日本一の和紙の祭典です。
絢爛豪華な七夕飾りが市内全域を美しく彩ります。
最後は福島の「福島わらじまつり」。
江戸時代から四百有余年にわたり受け継がれた伝統ある「暁まいり」に由来するお祭りで、日本一と称される長さ12mの大わらじが練り歩きます。
東北絆まつりパレードは、EXPOアリーナで14日 土曜の午後2時からと5時から15日 日曜の午前10時30分からと午後1時からそれぞれ50分間行われます。
13日から15日まで毎日、ステージイベントや、東北地方の観光、飲食・物産PRブースなどたくさんの催しが行われます。
今年東北絆まつりは、大阪・関西万博で地域や国の垣根を越えて、大きな一歩を踏み出します。
ぜひ皆さまも大阪・関西万博で東北の六まつりをご覧になってみてはいかがでしょうか。
今回は6月13日から15日まで大阪・関西万博のEXPOアリーナで行われる「東北四季の彩り&東北絆まつり」を紹介しました。
ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。
今回は山形県で語られていた民話「こうもり」です。
お話にでてくる「ほだえして」は「そんなことをして」「荒いほう」は「強いほう」という意味です。