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【内藤美保のこばえちゃ東北】10月10日(土)配信 秋田県湯沢市 小安峡

みなさま、おばんです。山形県出身の内藤美保がお送りする「こばえちゃ東北」。この番組では、東北各地の行きたい、食べたい、知りたいをお届けしています。「こばえちゃ」は山形県庄内地方の方言で「おいでください」という意味です(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

今日は秋田県湯沢市を代表する景勝地「小安峡」の紅葉を紹介しましょう。

まずは、小安峡のある湯沢市から紹介していきましょう。秋田県の南部に位置する湯沢市。市の南側は山形県や宮城県と接していて、山々に囲まれた自然豊かな地域です。人口は約4万人。湯沢市では農業をはじめ、商工業、林業など、豊かな自然を生かした産業が営まれています。そんな湯沢市を代表するものといえば、まず思い浮かぶのが「稲庭うどん」ではないでしょうか。そして、湯沢市は「小野小町生誕の地」と伝えられていることでも知られています。平安時代の女流歌人、小野小町。湯沢市の小野地区には、小町が生まれ育ったと伝わる場所や、小町にまつわるさまざまな伝説が残されています。

写真提供:秋田県

毎年開催される「小町まつり」では、七人の小町娘が登場するなど、今も小町ゆかりの文化が地域に受け継がれています。そして、夏の湯沢を彩る「七夕絵どうろうまつり」も有名です。色鮮やかな絵が描かれた大きな絵どうろうが街中に飾られ、夜になると明かりが灯されます。歴史や文化、そして豊かな自然。こうしたさまざまな魅力が一緒になっているのが湯沢市です。

写真提供:秋田県

湯沢市でまず味わってみたいのが、先ほどもご紹介した「稲庭うどん」です。稲庭うどんは、秋田を代表する名物のひとつ。細く、つるりとしたなめらかな麺が特徴で、温かい汁でいただくのはもちろん、冷たいつゆで味わうのもおすすめです。秋の紅葉を見に行った帰りに、温かい稲庭うどんをいただく。そんな組み合わせも、秋の湯沢ならではの楽しみ方ですね。市内には稲庭うどんを味わえるお店がいくつもあります。稲庭町にある「佐藤養助 総本店」など、名店を訪ねてみるのもいいですね。また、湯沢市では稲庭うどんだけではなく、地元の農産物や山の幸など、自然豊かな地域ならではの味覚も楽しめます。特に秋は、紅葉だけでなく、食欲の秋も一緒に楽しめる季節。景色を眺めて、温泉に入って、そして地元の味をいただく。湯沢市は、ゆっくりと旅を楽しみたい方にもぴったりの場所です。

そして、湯沢市の観光PRキャラクターとして活躍しているのが「こまちちゃん」。その名前からも分かるように、平安時代の歌人、小野小町がモチーフになっています。市女笠をかぶった姿が印象的なキャラクターで、湯沢市の観光PRなどで活躍しています。好きな食べ物は、稲庭うどんと三関さくらんぼ。湯沢市らしさがぎゅっと詰まったキャラクターですね。

それでは、ここから今回のメインスポット、「小安峡」の紅葉を紹介しましょう。小安峡は、湯沢市の皆瀬地区にある渓谷です。皆瀬川の急流が長い年月をかけて両岸を削り、深いV字型の谷をつくり出しました。その高低差は約60m。山あいに深く刻まれた峡谷は、上から眺めても迫力がありますが、遊歩道を歩いて谷底へ下りていくと、さらに小安峡の自然を間近に感じることができます。そして、小安峡を訪れたらぜひ見ておきたいのが、「大噴湯」です。遊歩道を下っていくと、岩の割れ目から白い蒸気が立ち上り、熱湯が勢いよく噴き出している場所があります。

これが小安峡の名所、「大噴湯」です。まるで地面の下から大地が息をしているような、迫力のある光景です。熱湯は非常に高温で、公式案内では98度にもなるとされていますので、見学の際は十分な注意が必要です。この大噴湯と秋の紅葉を一緒に楽しめることが、小安峡の大きな魅力です。

秋になると、深い谷を取り囲む山々が少しずつ色づき始めます。緑だった木々が、黄色やオレンジ、赤へと変わっていき、谷全体が鮮やかな秋色に染まっていきます。上から眺めれば、V字型に続く渓谷と紅葉した木々のコントラスト。遊歩道を歩けば、頭上に広がる紅葉や、谷底から見上げる色づいた木々。同じ小安峡でも、見る場所によって違った表情を楽しめるのがポイントです。そして、紅葉だけではありません。赤や黄色に色づいた木々の間から、白い蒸気がふわっと立ち上る。この組み合わせは、普通の紅葉スポットとは少し違った、小安峡ならではの風景です。

自然が長い時間をかけてつくった渓谷と、地下から湧き出す地熱。その両方を一度に感じられるところが、小安峡の面白さなのかもしれません。小安峡の紅葉は、例年10月中旬から11月上旬が見頃。そして、小安峡を歩く際には、足元にも少し気を配りたいところです。大噴湯へ向かう遊歩道には階段があり、上流側からは302段、下流側からは406段あります。遊歩道を一周する場合の所要時間は、およそ30分が目安です。紅葉を眺めながらの散策は歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

湯沢市には、稲庭うどんや小野小町の伝説、温泉、そして大地の力を感じられる小安峡など、さまざまな魅力があります。今年の秋は、自然の中をゆっくり歩きながら、季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか。今回は、秋田県湯沢市と、小安峡の紅葉を紹介しました。

次回は福島県二本松市で行われる「二本松の菊人形」を紹介します。どうぞお楽しみに。したばの~

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