【とっておきシネマ】イギリス映画『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』

サウンドブランチ 鳥飼美紀です。本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、2020年最初のとっておきシネマは、イギリス映画『フィッシャーマンズソング コーンウォールから愛を込めて』。
現役の漁師さんたちによる舟唄バンド“フィーッシャマンズ・フレンズ”がイギリス中を席巻する奇跡の実話です!

© FISHERMAN FILMS LIMITED 2019

イギリス南西部の小さな港町、ポート・アイザック。
仕事仲間との旅行でやってきた音楽マネージャーのダニー。
波打ち際にマイクを立て、舟歌を楽しげに歌う漁師たちを見かけて、彼らと契約を交わすよう仲間からけしかけられる。
その、歌う漁師たちこと“フィッシャーマンズ・フレンズ”は、10名の海の男たちからなるコーラスバンド。
週1回、港で慈善コンサートを行うが、先祖代々、漁師の仕事をしてきた彼らはメジャーデビューなど考えたことすらなく、ダニーの話に驚く。
しかし、ダニーがなんとか彼らを口説き落とした直後、契約の話は冗談だったと仲間からせせら笑われてしまう。
漁師たちを裏切りたくないダニーは、独自で彼らを売り出そうとするが…。

© FISHERMAN FILMS LIMITED 2019

2010年にアルバム「Port Isaac’s Fisherman’s Friends」でメジャーデビューした彼らは、全英チャートでトップ10入りを果たしました。
フィッシャーマンズ・フレンズというバンド名は、イギリス人なら誰もが知っている強力ミント系トローチと同じというギャグっぽさが大うけ。
(確かに、フィッシャーマンズ・フレンズでネット検索したら、舟唄バンドとトローチの両方が出てきますよ!)
いかつい漁師たちが醸し出す美しいハーモニーには、聴くものを元気にしてくれる力強さとユーモアがあります。

© FISHERMAN FILMS LIMITED 2019

彼らが歌うのは、イギリス人の遺伝子に組み込まれていると言われるほど身近な舟唄や民謡ばかりだとか。
たしかに、映画の中で彼らがロンドンのパブで客たちを巻き込んで歌うシーンは、とても痛快で印象的です。
それは気取った曲ではけっして感じられない、海での厳しい漁や日々の生活から紡がれた歌だからこその、親近感と一体感!
音楽って、やはり人生に欠かせないものだな~とあらためて実感する『フィッシャーマンズソング コーンウォールから愛を込めて』、オススメです!

© FISHERMAN FILMS LIMITED 2019

監督:クリス・フォギン
出演:ダニエル・メイズ ジェームズ・ピュアフォイ デヴィッド・ヘイマン デイヴ・ジョーンズ タペンス・ミドルトン
2019年 イギリス 112分 配給:アルバトロス・フィルム
https://fishermans-song.com/
1月10日(金)~テアトル梅田で上映中 1月17日(金)~シネ・リーブル神戸で上映

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