こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
緊急事態宣言から3週間、皆さんはどんな風にお過ごしですか?
私は全く山にも登らず、筋トレはさぼり(笑)、かろうじてストレッチだけ頑張っています!
さて、今回の「やまよもやまばなし」も“思い出の山”シリーズ。
この緊急事態宣言が明けて晴れて「山登りができるようになったら行きたい山」をリストアップしている方も多いと思います。
ぜひその1つに入れていただきたいのが、今日お電話にてご出演いただいた異業種交流会アウトドア部の窪田さんがご紹介くださった「山伏(やんぶし)」と「大谷嶺(おおやれい)」です。
山伏・大谷嶺はともに静岡県の”安倍奥”にある山。
何といってもその魅力は山伏から見える富士山です!
雪原の白と青い空、雪をかぶった富士山のコントラストが素晴らしいですね!
富士山から山伏までは直線距離で40㎞。この距離は「遠からず近からず」
これまでたくさん富士山が見える山に登ってきた窪田さんが「一番!」と太鼓判を押す景色です。
また山頂の広い雪原からは南アルプス南部の聖岳、光岳なども見渡せるそうですよ。
前日に登られた青笹山からも美しい富士の景色を見ることができます。
こちらも大迫力!
写真でもわかる通り、窪田さんが登られたのはなんと1月!
山伏の標高は2013m。1月でも積雪は50㎝程度。ラッセルもしなくて済むのだとか。
雪山の中では比較的登りやすい、日帰りのできる山ということですが、やはり雪山ですので中級者以上が対象です。
そしてもうひとつご紹介いただいたのが「大谷嶺」
山伏の隣にある標高2000mの山です。
こちらの見どころは「日本三大崩れ」のひとつに数えられる「大谷崩れ」
山の南半分が削り取られたような巨大な山体崩壊が見られます。
この山体崩壊は1707年(宝永4年)の宝永地震によるものだそう。
ちなみに登山道はこの斜面のすぐ傍にある尾根道。こ、これは怖い!
途中で引き返す人もいるのだとか!
5時間~6時間程度で歩けるそうですが、初心者には厳しい山道と急坂のようです。
行かれたのはやはり元ワンゲル仲間の皆さんと!さすがですね!
2014年に登った山伏に感動されて4年後、再び安倍奥へ。
写真は大谷嶺の山頂です。4年前の山伏にくらべると比較的雪が少なかったそうです。
大谷崩れには雪は積もりにくいようですが、あの斜面の際を歩くのは勇気が要りそうです。
ちなみに大谷嶺の登山口にある梅ヶ島温泉にはその昔、金鉱があり戦前まで金が採れたそうです。
地元の茶店の店主が黄な粉を採れた砂金に見立て餅にまぶし、「安倍川の金の黄な粉餅」として徳川家康に献上したことから「安倍川餅」と名付けられたそうです。安倍川餅のルーツ、ここにあり!
下記から今日の放送を聞くことができます。
(途中でお電話が切れてしまって面白いことになっていますが、ご愛敬ということで~^^;)
前半
後半
※いただいたお写真は時系列で配置していません。あしからずご了承ください。