こんにちは。サウンドブランチ 鳥飼美紀です。
梅雨明けして、ぐっと夏らしくなり毎日暑いですね。
レモネード、カルピス、レモン味のかき氷、冷たいものの摂りすぎは良くないと思いつつ、つい…。
さて、今週ご紹介した映画は、イギリス史上最も意外なスパイの実話から生まれた衝撃作『ジョーンの秘密』。。
イギリスの名女優ジュディ・デンチが主演なら、面白くないはずがない!…ですね。
2000年5月、夫に先立たれ、イギリス郊外で穏やかに独り暮らしをしていたジョーン。
突然訪ねてきたM15に、ソ連に機密情報を渡したというスパイ容疑で逮捕される。
ジョーンは無罪を主張したが、KGBと共謀していた証拠が出てきたと言われ、捜査官の取り調べが始まる。
ケンブリッジ大学で物理学を学びトップの成績だった彼女には、1941年から核兵器開発機関で事務員として働いていたという過去がある。
そして、レオという共産主義者の恋人もいたのだった…。
やがてジョーンの名前と容疑が報道され、彼女は記者会見を開く。
果たして、彼女の口から語られる“真相”とは…。
「M15」とは、イギリスの国内治安維持に責任を有する情報機関だそうです。
スパイ容疑で逮捕されたのは、メリタ・ノーウッドという80代の女性で、「ばあばスパイ」と呼ばれたとか。
93歳で亡くなるまで自分のしたことを決して後悔しなかったという彼女が、ジョーンのモデルになっています。
戦時中の核兵器開発に関する機密情報というと、我々日本人には無関係ではないので、気になる作品ですね。
監督:トレヴァー・ナン
出演:ジュディ・デンチ ソフィー・クックソン トム・ヒューズ スティーヴン・キャンベル・ムーア ベン・マイルズ
2018年 イギリス 101分 配給:キノフィルムズ
https://www.red-joan.jp/
8月7日(金)から 大阪ステーションシティシネマ シネ・リーブル梅田 TOHOシネマズ西宮OSなどで上映中!