みなさん こんにちは! ハニー・サウンド・マルシェの佐藤ようこです。
第2・第4木曜日にお送りしています「ハニー文化情報局」、第26回の1月14日は、『さんだ自然教室』を主宰されている谷口誠司さんにお越し頂きました♪
1972年、構造改善圃場整備事業で昔ながらの自然の風景がどんどん失われつつある姿を目の当たりにされた谷口さん。
何とかしなければと、『さんだ自然教室』を立ち上げられました。来年で、丁度50年の節目を迎えられます。
最初に来てくれたお子さんが小学校の先生となり、二代目!として生徒さんを連れてきてくれたり、お孫さんと一緒に訪ねてくれる方もいるそうで、それがとても嬉しいと目を細めていらっしゃいました(´▽`)
そして谷口さんの動物好きが知れ渡り、高齢で亡くなられた方が飼っていた動物や、保健所や警察で保護された動物たちも引き取る事になり自然と増えていき、1990年に『サンキュウ牧場』が開設されました。
一番多かったのは、26年前の阪神・淡路大震災の時。様々な動物がやってきて、最高で32種類300頭近くにもなったとの事!(*_*;
それが、【動物たちの駆け込み寺】とも言われた所以なのですね。
「最初は、毎日どんどん来るから怖くなりました。ですが、自分が何とかしなければと思い、何とか頑張ってきました。」と。
餌や暖房設備などは全てボランティアでなさったそうです<(_ _)>
その動物たちにまつわる様々なエピソードを聴かせて頂きましたが、驚いたり笑ったり切なくなったり…。
ぜひアーカイブ放送をお聴きになってみて下さい‼
また、『ありがとう!サンキュウ牧場の仲間たち』と言うご本や、電子書籍でも読めますよ~\(^o^)/
「動物たちに、本当に喜びや楽しさや色んな事を教えてもらいましたし勉強もさせて頂きました。論文も何本も書かせて頂きました。あの子たちはこちらの言う事は全部分かっているんですね。こちらが相手の事を分からないだけなんですね。そういう風に感じました。嬉しい時は喜んでくれますし、そしてお礼も言ってくれます。話していることはよく分かりますよ。こっちが言う事は分かっているみたいですが、こっちが理解してやろうというそういう気で接すればどんなものにでも大丈夫と思います。」
三田のムツゴロウさんと呼ばれている谷口さん。ナント!実際のムツゴロウさんご本人も訪ねて来られたとの事❣
『さんだ自然教室』のテーマは、【自然への感謝】【生き物の命の大切さ】【生物の多様性は里山にあり】、そして最後に、「谷口さんにとってサンキュウ牧場とは?」と伺うと、「師匠かな!色んなことを教えてもらったから。ほんとに…」と、慈しむように言葉にして下さいました。
動物と話せるドリトル先生のような谷口さん、慈愛に満ちた沢山のお話、深く心を動かされました。
本当に有難うございました<(_ _)>