こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
2月も後半、梅の便りもちらほら聞こえるようになりました。
この季節のハイキングは、梅と一緒に楽しめるハイキングがいいですね!
さて、今日の「やまよもやまばなし」は三水山の会の荻野さんに「太師道から城山経由布引ハイキング」をご紹介いただきました。
昨秋歩かれた道ですが、見事な紅葉が見られたそうですよ。
これからの季節は新緑もオススメだそうです。
三田から神姫バスで三宮へ。
まずは生田神社を参拝。今回は東門から入られたそうです。
生田神社の中にはお稲荷さんや蛭子神社、生田の森などがあり、見ごたえがあります。
本殿に参拝し、西北門を出て中山手通から山本通りへ。
続いて諏訪神社を参拝します。
ちなみに神戸山手短大(現在は関西国際大学 神戸山手キャンパス)には太龍寺への丁石があり、ここが起点の二十二丁になるそうです。
大学手前の諏訪明神コースを歩きます。
本殿の左手から登山道に入ります。
11月末ですが紅葉はまだ緑色のものも・・・。
林道を進むと山肌に島寒菊が。黄色のかわいいお花です。
十四丁石が再度谷川との合流点です。
木橋を渡り太師道の丁石を辿って再度川谷を遡上します。
やがて右手に雨の後しか見ることができないという幻の滝が!
この日は運よく見られたそうですよ。
二本松林道を登っていくと猩々池に到着します。
こちらは人工池ですが、作られたのは1818年。麓の福原や花隈などが水飢饉に遭ったため作られたのだそう。
完成した際に「猩々の謡曲」が演じられ、池の命名となったのだとか。
猩々池から山手に登れば太龍寺ですが、今回は東にコースを取り、二本松まで尾根道を歩きます。
ここは谷筋の紅葉を楽しめるスポットです。
二本松は紅葉が美しい場所としても有名ですが、もうひとつのトピックスが「生きた化石」!
100万年前に絶滅したと考えられていたメタセコイア(日本名:アケボノスギ)が1945年に中国で発見され、その後、日本でも植樹されたのだそう。
六甲山系にもメタセコイア並木があるとは驚きですね!
二本松を後にし、続いては「城山(瀧山城跡)経由布引の滝」コースを下山。
城山には「瀧山城跡」があります。
瀧山城は赤松氏の居城で、戦国時代には松永久秀が改修するなど歴史的にも重要な拠点だったようですが、1580年 有岡城の戦いに連動して花隈城落城とともに260年の歴史にピリオドを打ったと言われています。
曲輪なども多く残り、歴史的遺構として興味深い場所です。
最後は布引の滝方面を下ります。
観光スポットとしても有名な場所ですが、ハイキングで訪れる人も多いですね。
ちなみに「布引の滝」は雌滝、夫婦滝、鼓ヶ滝、雄滝からなる総称。中でも大きいのは落差43mの雄滝です。
布引の滝から新神戸へ抜けハイキング終了。
見どころの多いハイキングコースです。ぜひ新緑・紅葉のシーズンに歩いてみてくださいね!
【今回のコース】
三宮~生田神社~諏訪神社~太師道~再度谷川~猩々池~二本松分岐~瀧山城跡~布引渓谷~新神戸駅
約11㎞ 5時間半(休憩含む) 高低差約450m
【三田からのアクセス】
神姫バス (往)三田駅前~地下鉄三宮駅前 (復)新神戸駅~三田駅前
下記から今日の放送を聞くことができます。