こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ水曜日担当 ふじたのぞみ です。
第2水曜日【おいしい絵本】では、おすすめの絵本や児童書、お話に因んだレシピをご紹介しています。
6月は雨・水をテーマに選んだ一冊「ふしぎなかさやさん」。
淡く繊細な色遣い、あたたかみのあるやさしいタッチで描かれた絵本です。
主人公のレミは雨が大嫌い。
不機嫌な気持ちで出掛けたある日、雨降る街で偶然訪れた傘屋さんでクロネコと風変わりなおじさんに出会い冒険が始まります。
クロネコが差し出す色とりどりの傘を開くたびに森・花畑・海・夜の街・・・素敵な光景が広がり、レミは夢中になっていきます。
そして、ふと一本の黒い傘を開くと、クロネコは黒い雲に姿を変えてしまいます。
そこから始まる、おじさんとレミのクロネコを捕まえる為の大冒険。
美しい雨粒たちが集まって雲になり、ふたりを載せて嵐の中を進んでいきます。
無事に嵐が収まると、雨上がりのカラフルで美しい街並みが広がって、レミは幸せな気持ちになるのでした。
おじさんはどこから来て、どこへ行くのか、ぜひ絵本のなかで答えを見つけてくださいね。
雨のしずくの美しさや移ろいに関心をもったお子さんに、今回はもう一冊ご紹介しました。
コンピューターグラフィックスで描かれた科学絵本「みずたまのたび」。
ネコが水を飲んだボウルに一粒残った小さなみずたまの旅を追いかけます。
お日様のおかげで小さな小さな粒になって、あんまり軽くなったから、空に舞い上がり、雲に乗り、山にぶつかって雪になり、地上でまたみずたまになって、土にもぐって、川から海にたどり着き、また雲に、そして雨になって再びみずたまにもどる・・・シンプルですが、とても詩的に綴られています。
当たり前のように触れる水について知ることのできる、やさしい科学絵本です。こちらも雨の季節に読んでみてくださいね。
☆「みずたまのたび」(さく/アンヌ・クロザ、やく/こだましおり、西村書店)
さて、今回のレシピは雨や水にまつわる絵本に因んで、とてもシンプルな「水ゼリー」をご紹介しました。
クリアな水感を楽しんでくださいね♪
☆「水ゼリー」
(材 料)水 500cc、粉寒天 小さじ1/2、粉ゼラチン 5g、きな粉・黒蜜
(レシピ)➀お鍋で粉寒天と水を合わせ混ぜ溶かす
➁➀を中火にかけて沸騰させ、2分ほど煮立たせて火を止める
➂➁の粗熱が取れたら、粉ゼラチンを加え、混ぜ溶かす
➃水で濡らせた容器に流し入れ、冷蔵庫で冷やす(2~3時間ほど)
➄ガラス皿などの器にのせ、きな粉や黒蜜などお好みのトッピングをして出来上がり♪